日野自動車/日本市場向け車両用エンジンの認証申請における不正行為を確認したことを受け特別調査委員会を設置 人事・組織 2023.06.17 特別調査委員会の設置について 日野自動車株式会社は、日本市場向け車両用エンジンの認証申請における不正行為を確認したことを受け、本日、外部の法律専門家及び技術知見のある外部有識者から構成される特別調査委員会を、下記の通り設置いたしましたのでお知らせいたします。 当社は、特別調査委員会の調査に全面的に協力してまいります。 お客様をはじめとするステークホルダーの皆様には、多大なるご迷惑をおかけすることとなりましたことを深くお詫び申し上げます。 1.特別調査委員会設置の経緯 2022年3月4日付「エンジン認証に関する当社の不正行為について」にて公表した通り、日本市場向け車両用エンジン3機種(中型エンジン「A05C(HC-SCR)」、大型エンジン「A09C」および「E13C」)に関して、排出ガスおよび燃費に関する認証申請においてエンジン性能を偽る不正行為があったことを確認し、エンジン性能に問題があることも判明しました。また、小型エンジン「N04C(尿素SCR)」については、不正の有無は判明していないものの、実際の燃費性能が諸元値に満たないことが判明しました(以下、「本件問題」)。当社は本件問題の重要性に鑑みて、事案の全容解明および真因分析に向け、本日、当社と利害関係のない外部有識者による特別調査委員会を設置いたしました。 2.特別調査委員会の構成 委員長 榊原一夫 (元大阪高等検察庁検事長、弁護士) 委員 島本誠 (ヤマハ発動機 顧問) 委員 沖田美恵子 (弁護士) 3.当社から特別調査委員会への委嘱事項 当社は、特別調査委員会に対して、本件問題に関し、事案の全容解明および真因分析に加え、当社の組織の在り方や開発プロセスにまで踏み込んだ再発防止策の提言を委嘱いたしました。 4.今後の予定 特別調査委員会には必要な調査を行っていただき、当社は調査報告書を受領次第、速やかな開示をはじめとする対応を行ってまいります。