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日新/経常利益は前年比209・4%増(2022年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

2022年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
単位・百万円  

            売上高     営業利益   経常利益  当期純利益

2022年3月期第3四半期 136,934 25.7   6,434 527.9   7,299 209.4  4,362 346.8
2021年3月期第3四半期 108,928 △30.2  1,024 △68.8  2,359 △39.2  976 △58.9
(注) 包括利益 2022年3月期第3四半期 5,269百万円( 103.9%) 2021年3月期第3四半期 2,584百万円(△16.8%)

(略)

(1)経営成績に関する説明
①当第3四半期の経営成績
当第3四半期連結累計期間(以下「第3四半期」)の世界経済は、新型コロナウイルス変異株の発生や世界的なコンテナ不足による物流混乱が継続したものの、生産活動の拡大が続きました。日本においても同様に経済回復傾向が継続しました。
このような状況下、当社グループでは、第3四半期を通し物流事業での好調な取扱いが継続し、特に10~12月期においての航空貨物取扱量は、コロナ禍前の2019年同時期を上回りました。旅行事業においては、国際線の減便、各国の渡航制限の継続等もあり、業務渡航者数の回復には至りませんでしたが、10月以降も引き続き経費削減施策に取り組み、営業損失額は前年同時期と比較し大幅に減少しました。
これらの結果、第3四半期における売上高は前年同期比25.7%増の136,934百万円、営業利益は前年同期比527.9%増の6,434百万円、経常利益は前年同期比209.4%増の7,299百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比346.8%増の4,362百万円となりました。セグメントの業績は以下のとおりとなります。

②セグメントの業績
(ⅰ)物流事業
[日本]
海上コンテナ不足による航空輸出への切り替えは第3四半期を通し継続し、自動車関連貨物に加え、電子部品関連、半導体関連貨物の取扱物量が好調に推移しました。海上輸入では、冷凍・冷蔵貨物が増加し、冷蔵倉庫の稼働率が改善しました。

[アジア]
自動車関連貨物の荷動きはアジア全般で好調に推移し、コロナ禍前の2019年同時期の航空貨物取扱量を大きく上回りました。タイでは自動車関連貨物の航空輸出に加え、5月から開始した二輪車の海上輸出も順調な取扱いを見せました。ベトナムでは自動車関連貨物、電子部品、家電製品の好調な航空輸出が継続しました。

[中国]
香港では家電製品、電子部品の航空輸出が好調に推移しました。上海では10月より自動車用プラスチック原料の輸入、保管業務が増加しました。

[米州]
米国では、港湾混雑による海上輸入貨物の国内代替輸送が継続しました。また自動車関連貨物の航空輸送も第3四半期を通し好調を維持、10月にはテネシー州に自動車関連の新倉庫を開設しました。食品関連では航空、海上ともに輸出が好調だったほか、輸入取扱いも伸長しました。家電製品の倉庫保管、国内配送業務も好調に推移しました。

[欧州]
ドイツでは、10~12月期に家電製品の倉庫保管、国内配送の繁忙期を迎え好調に推移、自動車関連の輸出入業務も堅調でした。ベルギーでは10月以降医薬品、食品の日本向け航空輸出が増加しました。ポーランドでは7月から倉庫事業が回復、以降順調に業績を伸ばしております。
この結果、売上高は前年同期比27.5%増の134,021百万円、セグメント利益(営業利益)は前年同期比183.3%増の6,659百万円となりました。

(ⅱ)旅行事業
経費削減施策は計画通り進捗しております。海外業務渡航については、先行き不透明な状況が継続しており、渡航者数の回復には、なお時間を要するものと思われます。
この結果、売上高は収益認識に関する会計基準適用の影響により、前年同期比32.0%減の1,994百万円、セグメント損失(営業損失)は817百万円(前年同期 セグメント損失(営業損失)1,920百万円)となりました。

(ⅲ)不動産事業
9月の緊急事態宣言の解除に伴い、観光客の増加により駐車場収入が増加しましたが、賃貸物件の家賃収入が減少しました。
この結果、売上高は前年同期比5.5%増の1,220百万円、セグメント利益(営業利益)は前年同期比0.8%減の580百万円となりました。

(略)

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