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ヤマタネ/「SDGs推進融資」で資金調達を実施

グリーン物流(環境) 2023.06.17

「SDGs推進融資」での資金調達を行いました

 株式会社ヤマタネ(東京都江東区、代表取締役社長 山﨑元裕)は、12月30日(木)、株式会社三井住友銀行をアレンジャーとするシンジケートローンにて資金調達を行いました。なお、このシンジケートローンは「SDGs推進融資(※)」としての取組みとなります。

※「SDGs推進融資」とは、融資実行時に株式会社三井住友銀行と株式会社日本総合研究所が、企業のSDGsに向けた取組み姿勢や状況を確認した上で、本業を通じたSDGs貢献へのロジックを分析し、SDGsのさらなる取組推進に向けたアドバイス等をご提供いただく融資商品です。

 当社は、以下に記す事業を通じてSDGsの目標達成に向けた貢献が期待できるとされました。

(1)米の全量買取による米農家の支援、米のとぎ汁の再利用を通じた循環型農業の実現  

 当社は多収米の生産を産地に委託し、その収穫物を全量引き受ける取組みを多年に亘り行っております。また、IoTを活用した栽培技術の見える化も進めており、作付面積あたりの収量増加や生産性向上を目指しております。これらの取組みが、農業経営の安定化および地域生産基盤の維持・活性化に寄与し、耕作放棄地の抑制にもつながる可能性があるとの評価を受けました。

 また、2022年1月に竣工予定の「印西精米センター」では、無洗米の製造過程で発生する米のとぎ汁を飼料業者に依頼し飼料原料として再利用することで、廃棄処理エネルギーおよびCO2の削減を行うとともに、循環型農業の実現に寄与します。

(2)再生可能エネルギーの利用促進と生産・物流工程でのエネルギー効率改善への貢献

 当社は2021年10月より、関東6拠点の使用電力を全て再生エネルギー由来の電力に切り替えたほか、PPAモデルによる太陽光パネル設置を検討しており、再生可能エネルギーの導入を拡大してまいります。

 食品セグメントでは、新型設備の導入による精米工程の省エネルギー化、物流セグメントでは共同配送のプラットフォームづくりや環境負荷の少ない車両への切り替え推進により、エネルギー消費効率の改善に寄与してまいります。

 また、2021年4月に竣工した「印西アーカイブズセンター」では、環境負荷の低減に配慮した倉庫オペレーションを建築段階から計画・実装することで、エネルギー消費量を省エネルギー基準の50%以下まで削減し、「建築物省エネルギー性能表示制度」(BELS)の最高評価及び「ZEB Ready」の評価を取得しております。

 さらに、「印西精米センター」につきましても、計画段階から環境に配慮した機械配置や構造を盛り込んでおります。

 

印西アーカイブズセンター(左)、印西精米センター 完成イメージ(右)

 今回の分析結果をもとに、引き続きSDGsに対する取組みを推進し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

※日本経済新聞2021年12月22日朝刊(全国版)において、株式会社三井住友銀行の全面広告の一部に当社がSDGs推進融資の実施企業として掲載されたほか、同行のホームページにおいて当社の取組みが紹介されています。

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