商船三井/プレスリリースへのアクセス数から見た商船三井の2021年ダイジェストを公表 物流全般 2023.06.17 商船三井2021年ダイジェスト~プレスリリースへのアクセス数から見た商船三井~ 2021年12月27日 当社グループは、本年4月1日に改訂した企業理念、グループビジョン、価値観・行動規範「MOL CHARTS」でも謳っているように、海運業にとどまらない幅広い社会インフラ事業をグローバルに展開しながら、環境保全を始めとした変化する社会のニーズに応え、価値創造を行っていくことを目指しています。その実現に向け、環境戦略、営業戦略、ポートフォリオ戦略の3つを軸に据えた経営計画「ローリングプラン2021」を推進して参りました。本年、当社がプレスリリースしました案件のうち、ホームページを通じたアクセス数が多かったものを経営計画の3つの戦略と、当社の最も重要な基盤である「安全」というテーマに沿って、ご紹介します。 1. 環境戦略 2050年までのネットゼロ・エミッション達成を目指し、本年6月に「商船三井グループ 環境ビジョン2.1」を策定しました。クリーン代替燃料や省エネ技術の導入による自社からのGHG排出削減に加え、洋上風力発電関連事業や、アンモニア・水素などの次世代燃料領域における事業開発への参画によって社会のGHG排出削減の貢献も目指した取り組みを紹介しました。 <自社からのGHG排出削減のための取り組み> LNG燃料自動車船4隻の連続建造を決定 新造LNG燃料ばら積み船による長期輸送契約を締結 LNG燃料フェリー2隻向けにトランジション・ローンによる資金調達を決定 アンモニアを燃料とした「大型アンモニア輸送船」の開発に着手 洋上風を船舶の推進力に活用する新たな省エネ技術の共同開発へ 風と水素で走る究極のゼロエミッション船「ウインドハンタープロジェクト」実証実験に成功 <社会のGHG排出削減のための取り組み> Seajacks社運航船 “Seajacks Zaratan” 秋田港・能代港洋上風力発電基礎の据付を開始 アンモニア輸送事業へ再参入 シンガポール Keppel グループデータセンター向け液化水素供給インフラ開発の共同検討に関する覚書を締結 船舶によるCO2大量輸送に向け、大型液化CO2輸送船の研究開発を開始 日本CCS調査からNEDO事業の一部を受託 カムチャッカおよびムルマンスクにおける世界最大級の浮体式LNG貯蔵設備(FSU)案件に関し、ロシア国営リース会社GTLKと基本合意書を締結 2. 営業戦略 当社は営業戦略の肝として「地域戦略」を掲げ、アジアを重点に輸送にとどまらない大型案件をグループ総合力を発揮して獲得することを目指して参りました。加えて、窓口一本化によるワンストップ営業体制の構築やDX(デジタルトランスフォーメーション)による顧客の利便性向上により、ストレスフリーなサービス提供と顧客満足度の向上を目指す取り組みを紹介しました。 <地域戦略に関連する取り組み> シンガポールにおける舶用アンモニア燃料サプライチェーンの共同開発に参画 豪州グリーンアンモニア事業サプライチェーン構築の共同検討に関する覚書を締結 KARMOLブランド初のFSRU”KARMOL LNGT POWERSHIP AFRICA”がセネガルへ到着 <ワンストップ営業体制構築に関連する取り組み> ドライバルク事業に関するグループ内組織再編 MOLマリン社とMOLエンジニアリング社の合併について <DX関連の取り組み> 自動車船業務DX推進プロジェクト「数理最適化」活用第2弾! 経済産業省が定める「DX認定事業者」に選定 3. ポートフォリオ戦略 これまで当社が海運業で培ってきたネットワークや強みを活かし、海運業にとどまらない幅広い社会インフラ事業をグローバルに展開することで、経営の安定性強化のみならず、価値創造や社会への貢献を目指した取り組みを紹介しました。 グループ会社2社の完全子会社化について コーポレートベンチャーキャピタル「株式会社MOL PLUS」の設立を決定 越境ECサイトを活用したアフリカへの中古農機輸出事業を開始 モーリシャスにおける波力発電事業が経済産業省補助事業に採択 Methanex と商船三井との戦略的パートナーシップ構築に向けた正式契約を締結 4. 安全 当社グループとしての価値観・行動規範を表す「MOL CHART」を本年4月に「MOL CHARTS」へと改定しました。追加された”S”は”Safety(安全)”を指しており、安全の徹底に対する私たちの固い決意を改めて示したものです。本年も以下のような取り組みを行って参りましたが、これからもグループ一丸となり、世界最高水準の安全品質を追求していきます。 <安全品質向上のために取り組んだ取り組み> 世界初 大型カーフェリーによる実岸壁での自動離着桟に成功 重大海難事故を想定した緊急対応訓練を実施 <モーリシャスにおける取り組み> 「MOLチャリタブルトラスト」をモーリシャスに設立 認定特定公益信託「公益信託 商船三井モーリシャス自然環境回復保全・国際協力基金」を設立 上記に掲載していないプレスリリースも当社ホームページ「プレスリリース2021年」にございますので、是非ご覧ください。商船三井は、2022年も安全を第一に、お客様に選ばれるサステナブルな企業であり続けるよう事業を推進します。