トレーディア/倉庫部門のセグメント利益は増益(2022年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結) ) 決算短信 2023.06.17 2022年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結) 単位・百万円 営業収益 営業利益 経常利益 当期純利益 2022年3月期第2四半期 8,508 - 172 - 285 - 193 -2021年3月期第2四半期 6,890 △7.8 △16 - 27 △60.4 18 △61.0(注)包括利益 2022年3月期第2四半期 204百万円 (365.9%) 2021年3月期第2四半期 43百万円 (-%) (略) (1)経営成績に関する説明当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の変異株の広がりにより、まん延防止等重点措置や緊急事態宣言が相次いで発出され、期間延長が繰り返されるなかで推移しました。ワクチン接種が進むにつれ、行動制限が緩和の方向へ向かうものと予想されますが、感染症の再拡大や長期化の懸念も拭いきれません。世界経済においては、回復基調にあるものの、半導体不足や、コロナ禍の東南アジアから広がる供給網の混乱の影響が懸念されます。貿易に関しましては、引き続き外需先行で輸出を中心に拡大していくものと予想されますが、輸入においては新型コロナウイルス感染症の状況が貨物量に影響を及ぼすため、先行き不透明な状況からの脱出には時間を要するものと考えられます。当社グループはこのような状況下におきまして、行動が制限されるなか安全に配慮しつつ積極的に営業展開に努めた結果、総取扱量は前年同期比1.9%増加し、営業収入は輸出部門の回復と国際部門の大幅増により85億8百万円余(前年同期は68億90百万円余)となりました。損益面については固定費削減の効果もあり、営業総利益は、前年同期比50.7%増の5億29百万円余(対前年同期1億78百万円余増)、営業利益は1億72百万円余(対前年同期1億89百万円余増)、経常損益は受取配当金等の増加により2億85百万円余(対前年同期2億58百万円余増)の経常利益の計上となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は1億93百万円余(対前年同期1億74百万円余増)の計上となりました。なお、第1四半期連結会計期間より、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」という。)等を適用しております。これに伴い、従来の会計処理と比較して、当第2四半期連結累計期間の営業収入及び営業費用は73百万円減少しております。そのため、当第2四半期連結累計期間における経営成績に関する説明は、営業収入と営業費用については前第2四半期連結累計期間と比較しての増減額及び前年同期比(%)を記載せずに説明しております。詳細は、添付資料P.9「2.四半期連結財務諸表及び主な注記(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項(会計方針の変更)(収益認識に関する会計基準等の適用)」をご参照下さい。セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。なお、前年同期の営業収入につきましては、「収益認識会計基準」を適用しておりませんのでご注意下さい。 ① 輸出部門輸出部門におきましては、雑貨は減少したものの、主力の機械機器製品をはじめ、食料品、金属製品の取扱いが堅調に推移し、取扱量は対前年同期比29.9%増加となりました。この結果、輸出部門の営業収入は13億54百万円余(前年同期は11億84百万円余)、セグメント利益は22百万円余(前年同期はセグメント損失83百万円余)の計上となりました。 ② 輸入部門輸入部門におきましては、機械製品、食料品が増加しましたが、アパレル不振による繊維製品の取扱量の減少、コロナ関連衛生資材・医療関連物資の緊急輸入品の減少、雑貨等の巣ごもり需要の一巡により、取扱量は対前年同期比7.1%減少となりました。この結果、輸入部門の営業収入は24億66百万円余(前年同期は26億81百万円余)、セグメント損失は31百万円余(前年同期はセグメント利益33百万円余)の計上となりました。 ③ 国際部門国際部門におきましては、輸出入ともに海上運賃が高止まりの状況が続きました。それに加え、輸出は台湾、インド向け設備、北米向け三国間を中心に堅調に推移し、取扱量は対前年同期比38.7%増加しました。一方、輸入は、コロナ関連商材の需要が落ち着き、取扱量は前年並みとなりましたが、長引くコンテナ不足により、華南、東南アジア発の混載便の利用増や、航空便への振替により営業収入を伸ばしました。その結果、国際部門の営業収入は45億99百万円余(前年同期は29億36百万円余)、セグメント利益は1億49百万円余(前年同期は6百万円余)の計上となりました。 ④ 倉庫部門 倉庫部門におきましては、安定した賃料収入により、営業収入は前年同様の29百万円余となりました。セグメント利益は26百万円余(前年同期は23百万円余)の計上となりました。 ⑤ その他 船内荷役等の営業収入は60百万円余となり、セグメント利益は4百万円余(前年同期3百万円余)の計上となりました。 (注) 上記のセグメントの営業収入には、セグメント間の内部営業収入1百万円余を含んでおります。