兵機海運/経常利益は前年比149・7%増(2022年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)) 決算短信 2023.06.17 2022年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)単位・百万円 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 2022年3月期第2四半期 7,279 13.5 232 189.2 249 149.7 167 △35.02021年3月期第2四半期 6,414 △10.1 80 △64.5 99 △62.3 258 41.2(注)包括利益 2022年3月期第2四半期 258百万円 (△36.3%) 2021年3月期第2四半期 406百万円 (321.5%) (略) (1)経営成績に関する説明当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、緊急事態宣言等の影響もあり、消費や雇用環境は低迷が続きましたが、鉄鋼をはじめとする素材産業や設備投資の需要が景気の回復をけん引しました。世界レベルではサプライチェーン停滞の影響が続き、本格的な回復には至らない状況で推移しました。このような環境の下、当社グループは公共の福祉たる運送を担うものとして、適切な防疫体制を敷き、物流を止めないことを使命と認識し、事業展開を進めてまいりました。 当第2四半期連結累計期間におけるセグメントの営業状況は以下のとおりであります。①海運事業内航事業では、太宗貨物である鉄鋼の需給関係が締まったことで、輸送量が増加し安定ペースに転じました。これに連動して社船及び支配船の再編による稼働率の向上で取扱量の増加を図りました。結果としまして、売上高は3,163百万円(前年同期比14.4%増)と増収になりました。一方で用船料や高値推移の燃料がコストを押し上げましたが、総量の増加でこれを補い、営業利益112百万円(前年同期比172.5%増)と増益になりました。外航事業では、主力の日台航路や日露間の運航は総じて好調な推移をみました。一方で、世界的なサプライチェーンの停滞を背景に、輸送案件の一部で延期や中止が発生し、取扱量の減少を招きました。結果としまして、売上高588百万円(前年同期比2.7%減)と減収になりましたが、主力航路が堅調に推移し、営業利益20百万円(前年同期は1百万円の営業利益)と増益になり、利益を大きく回復させました。 ②港運・倉庫事業港運事業では、世界経済の回復に合わせ、産業基礎物資や生活直結商品が堅調に推移しました。一方で経済回復の地域差が物流停滞を招き、スポット貨物等で輸出計画の延期や中止の影響がみられました。結果としまして、生活商品の取り扱いが寄与し、売上高2,819百万円(前年同期比21.4%増)と増収になりました。合わせて、昨年来からの利益率低下への対策効果もあり、営業利益62百万円(前年同期は6百万円の営業利益)と増益になり、利益を大きく回復させました。倉庫事業では、危険品等の特殊貨物が、時流に沿った新設備に合致したこともあり、業績の底上に寄与しました。しかしながら、昨年来の物流停滞による影響は続いており、一般倉庫は厳しい展開となりました。結果としまして、取扱量減少が響き、売上高708百万円(前年同期比2.0%減)と減収になりました。しかしながら、特殊貨物の伸びが収益を支えたことで、営業利益36百万円(前年同期比14.7%増)と増益になりました。これらの結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高7,279百万円(前年同期比13.5%増)、営業利益232百万円(前年同期比189.2%増)、経常利益249百万円(前年同期比149.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は167百万円(前年同期比35.0%減)となりました。 (略)