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成田国際空港/千葉港頭石油ターミナルへ30年ぶりに新桟橋が完成

物流全般 2023.06.17

千葉港頭石油ターミナルへ30年ぶりに新桟橋が完成
11月12日に供用します!

成田空港の機能強化による将来の給油量の増加への対応、大規模地震などの災害時における継続操業を目的とした、6,000トン級のタンカー※1が着桟可能な桟橋が完成し、供用を開始します。
千葉港頭石油ターミナルは、成田空港で使用される航空燃料のパイプライン輸送の出発点であり、国内製油所から航空燃料を受入れる施設です。

新しい桟橋は、東日本大震災の発生を受け、災害に対して強靭な施設を整備することを目的に、構想から約10年の歳月をかけて完成しました。護岸の耐震補強により直下型の大地震発生時でも継続的な運用が可能となります。
地震以外にも波風の影響を受けにくい千葉港内港へ大型タンカー用の桟橋を整備することで天候に左右されることなく着桟が可能となり、またタンカーからの荷揚げ時間を短縮する「2系統同時揚油方式※2」を採用することで、桟橋の稼働率を向上させることを実現しました。これにより、千葉港頭石油ターミナルにおける揚油能力は、従来の約1.4倍の年間900万KLまで取扱うことが可能となり、今後の成田空港の機能強化による航空需要の増加にも対応できます。
当社は引続き、千葉港頭石油ターミナルから成田空港までの航空燃料輸送を安全かつ安定的に実施するとともに、今後の首都圏の航空需要増大に対応して参ります。

※1 航空燃料を国内製油所から運搬することができる最大クラスのタンカー
※2 タンカーに積載した航空燃料を桟橋上にある2本の配管で同時に荷揚げする方式

《 千葉港頭石油ターミナル 》
揚油設備 内港 1号(6,000D.W.T) ☚ 新規供用!(11月12日~)
総事業費 約50億円
2号(2,000D.W.T)
3号(4,000D.W.T)
外港 4号及び5号(8,000D.W.T)
※D.W.Tとは・・・載貨重量トン数のことで積載物などの総重量
貯油設備 104,000KL(4,000KLl×6基、11,000KL×4基、9,000KL×4基)
送油設備 送油ポンプ 約700KL/時間×4基

《 航空燃料パイプライン 》
延 長 約47.0Km (千葉市17.7㎞、四街道市6.2㎞、佐倉市6.9㎞、
酒々井町4.1㎞、富里市5.7㎞、成田市6.4㎞)

《 四街道石油ターミナル 》
送油設備 送油ポンプ 約700KL/時間×4基

《 空港石油ターミナル/空港石油備蓄センター 》
貯油設備 第1給油センター 144,000KL(4,000KL×14基、8,000KL11基)
第2給油センター 048,000KL(6,000KL×8基)

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