いすゞ自動車/国内商用車メーカー初の大型LNGトラック「ギガLNG車」を発表 物流関連商品 2023.06.17 いすゞ、国内商用車メーカー初の大型LNGトラック「ギガLNG車」を発表 いすゞ自動車株式会社(本社:東京都品川区、社長:片山正則、以下「いすゞ」)は、国内 商用車メーカーとして初となる大型LNG※1トラック「ギガLNG車」を本日より発売いたします。 いすゞは、これまで約30年にわたって、エネルギーセキュリティおよび環境負荷低減の観点から、天然 ガス自動車の開発・普及促進に取り組んでまいりました。LNGの優れた環境性能と、これまでと同等の 使い勝手を有する「ギガLNG車」を、カーボンニュートラル社会への移行期における選択肢の一つと考えています。 今後も、多種多様な用途をもつ商用車の特性を考慮し、それぞれの使われ方に最適な技術の開発と、地球温暖化の抑制や脱炭素社会への貢献を進めてまいります。主な特長は以下のとおりです。 ・「ギガLNG車」は、ディーゼル車と比較して都市間輸送時のCO2排出量を約10%削減、環境負荷低減に貢献します。 ・LNGは液体燃料であるため、ディーゼル車とほぼ同等の時間での充填が可能です。また、燃料の搭載効率も良いことから、1充填あたり1,000km超の航続距離を実現しました。 ・2021年7月に発表発売した「ギガCNG車」に採用した6UV1エンジンをベースに、LNG独自の燃料システムを搭載しました。タンクに備え付けられた熱交換器によってLNGを加温し、気化 された状態でエンジンへ供給します。 ・「ギガシリーズ」へ展開している歩行者検知機能付きプリクラッシュブレーキ(衝突被害軽減/ 衝突回避支援)やブラインドスポットモニターをはじめとする各種安全装置※2を搭載。重大事故に直結しやすい大型車の交通事故の低減に貢献します。 ※1LNG(Liquefied Natural Gas=液化天然ガス)は、天然ガスを-162℃以下で冷却して液化させたものであり、燃焼時に発生するCO2排出量が化石燃料の中で最も少なく、環境負荷が小さいクリーンなエネルギーです。 ※2一部安全装置を除く。 車型 主な仕様 エンジントランスミッション 東京地区希望小売価格 消費税抜 消費税込 QFG-CYL78CG ・ GVW25トン車・歩行者検知機能付きプリクラッシュブレーキ標準装備・可変配光型LEDヘッドランプ標準装備・ブラインドスポットモニター標準装備・ドライバーステータスモニター標準装備・ハイルーフキャブ標準装備・高機能シート標準装備・キャブ付シャシ車 6UV1-TCN243kW(330PS)9速AMT 31,512,000円 34,663,200円 関連ページ カーボンニュートラルLNGバイヤーズアライアンス設立について いすゞ、大型トラック「ギガCNG(圧縮天然ガス)車」を改良し発売 -低排出ガス性能はそのままに各種安全性能と居住性を向上-