スペクティ/日本気象協会らとトラックの走行画像データの防災・危機管理活用に向けAIによる車両の運行データ解析の実証実験を実施
スペクティ、AIによる車両の運行データ解析の実証実験を実施 ー トラックの走行画像データの防災・危機管理活用へ
データ駆動社会の実現に向けて ~ 日本気象協会、スペクティ、トランストロンによる共同実験
■実証実験の背景と将来像
IoT・ビッグデータ・AI等の技術革新がもたらす社会の大変革の中で、2018年に閣議決定された「未来投資戦略」において、情報社会の次の「Society 5.0」という概念とともに「データ駆動型社会の共通インフラの整備」が重点課題として挙げられました。
「データ駆動型社会」とは、現実空間にある多様なデータをサイバー空間に取り込んで解析し、そこで生み出された知識や価値を現実の社会問題解決や産業の活性化に活かそうというものです。こうした社会を実現するために、多様なプレイヤーがいろいろな取り組みにチャレンジすることが重要です。
今回の3社による取り組みは、デジタルタコグラフから取得した現実世界のデータを、サイバー空間でAIを用いて解析し、それを現実社会にフィードバックする、まさに「データ駆動型社会」を体現した取り組みとなります。今回の実証実験の結果を基礎にして、今後さらに試行を重ね、早期の社会実装に結び付け、防災等への活用を進めてまいりたいと考えています。
■ 株式会社Spectee(スペクティ)について
スペクティは、SNSからの災害・リスク情報の解析で国内トップシェアを誇るAI防災・危機管理ソリューション『Spectee Pro』を通じて災害関連情報をリアルタイムに配信する他、河川や道路カメラから、衛星データなどを活用したAIによる被害のシミュレーションや予測を行っており、多くの自治体や企業で、防災やBCP、交通や物流の安全やサプライチェーンのリスク管理などを目的に導入が進んでいます。
「危機を可視化する」をスローガンに、災害対応をデジタル化し、すべての人が安全で豊かな生活を送れる社会の創造を目指しています。
[ホームページ] https://spectee.co.jp
■ 一般財団法人 日本気象協会について
日本気象協会は1950年の設立以来、気象・環境・防災などに関わる調査解析や情報提供を行ってきました。
昨今、気象の激甚化や地球温暖化、エネルギー問題、情報化社会の進化、超高齢化・少子化社会の到来など、世の中の状況が大きく変化してきています。
日本気象協会の最大の強みは調査解析技術とリアルタイムに情報を提供できる技術を併せ持つことです。
世の中の変化に対して、強みを生かし法人や個人のお客様とともに、「自然界と調和した社会」の創生を目指し未来を切り拓いてまいります。
[ホームページ] https://www.jwa.or.jp/
■ 株式会社トランストロンについて
トランストロンは、ネットワーク型デジタルタコグラフで記録した運行情報を使い、日報などの帳票やドライブレコーダー映像をリアルタイムにどこからでも活用できる運行支援サービスを提供しており、現在20万台を超えるトラック事業者、バス事業者の皆様の日々の運行管理業務を支えています。さらに、収集した運行データを運送業界以外の様々な業界のサービスと連携させ、業務効率化や運転者の健康管理等、運送業界が抱えている課題を解決できる新サービスの共創を推進しています。
[ホームページ] https://www.transtron.com