名村造船所/18万2千トン型ばら積み運搬船「AWAJISAN MARU(淡路山丸)」を竣工
18万2千トン型ばら積み運搬船「AWAJISAN MARU(淡路山丸)」

当社は2021年10月14日、伊万里事業所(佐賀県)にて建造しておりましたMTO MARITIME, S.A.様向け、18万2千トン型ばら積み運搬船「AWAJISAN MARU(淡路山丸)」を引渡しいたしました。本船は、新規開発の載貨重量18万2千トン型ばら積み運搬船の第1番船となります。
特長
1 |
主要寸法はフランスのダンケルク港へ入港可能な最大船型”DUNKIRK MAX”を志向している。 |
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2 |
共通構造規則(CSR-BC&OT)を適用し船体構造強度の強化に努めると共に、バラストタンクの塗装性能基準(IMO PSPC-WBT規則)を適用しバラストタンクの腐食防止に努めることにより、船舶の安全性を高めている。 |
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3 |
船型改良の他、当社独自開発の『Namura flow Control Fin(NCF)』および『フィン付き舵(Rudder Fin)』を装備し、更には最新型の高効率プロペラを採用することで推進性能の向上を図ると共に、電子制御式主機関の採用により燃費性能および経済性の向上を図っている。 |
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4 |
主機関および主発電機関には、窒素酸化物(NOx)排出3次規制に適合した機種を採用し、更にはエア式船尾管シール装置を採用し、環境に配慮した構成としている。 |
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5 |
港湾内の汚水排出規制を考慮し、生活排水や雨水およびカーゴホールド洗浄水の船外排出を適切に管理すべく、汚水等の貯蔵タンクを装備している。 |
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6 |
バラスト水管理条約に適合したバラスト水処理装置を搭載している。 |
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主要諸元
船名 |
AWAJISAN MARU(淡路山丸) |
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全長 |
291.92m |
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幅(型) |
45.00m |
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夏期満載喫水(型) |
18.20m |
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総トン数 |
93,719総トン |
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載貨重量 |
181,994重量トン |
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主機関 |
MAN B&W 6G70ME-C9.5 1基 |
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定員 |
25名 |
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船級 |
日本海事協会( NK ) |
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船籍 |
パナマ |
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