コニカミノルタ/爆発事故のあったコニカミノルタサプライズ辰野工場、事故原因を特定しトナー生産を11月8日目途で再開予定めざす SCM・製造拠点 2023.06.17 コニカミノルタサプライズ辰野工場における爆発事故について(第3報) 8月12日に発生したコニカミノルタサプライズ辰野工場における事故について、近隣住民の皆様、関係者の皆様、当社製品をご利用のお客様には、多大なるご迷惑、ご心配をおかけしていることを心よりお詫び申し上げます。原因究明と工場再稼働の時期確定に時間を要しご案内が遅れましたが、現在の状況を以下のとおりお知らせいたします。 記 原因特定と対策 2度の事故は、いずれもトナー生産工程内の二次乾燥工程において発生しました。事故後、データの収集・解析に時間を要しておりましたが、第三者機関の客観的な助言を含めた社内調査の結果、この乾燥工程にて発生する静電気が粉塵爆発の原因である可能性が高いとの判断に至りました。生産再開に向けた対策として、同工程を使用しない新たな生産工程を導入することにより事故発生リスクを排除し、安全性を確保する目途が立ちました。 生産再開に向けた計画 甲府工場につきましては、現在、専門家によるリスクアセスメントを実施しており、問題がないことを確認の上、新生産工程でのトナー生産を10月18日より再開します。また、辰野工場についても同様のリスクアセスメントを実施し、事前に消防など関係当局への説明に加え、近隣住民の方々への説明会を実施させていただいた上で、同工程でのトナー生産を11月8日目途で再開予定です。製品出荷は、主にオフィス製品用トナーを生産する甲府工場で10月28日から、主にオンデマンドデジタル印刷製品用トナーを生産する辰野工場で11月20日から予定しております。お客様におかれましては、当社製品を安心してご使用いただけるよう努めてまいります。 国内トナー供給状況 オフィス製品向けトナーの供給は継続しており、お客様に引き続き安心してお使いいただける状況です。オンデマンドデジタル印刷機向けトナーについては、代替トナーの検討を含め早期のリカバリーを図る中、一部カラー機トナーにつきましては、誠に申し訳ございませんが、新規受注を停止せざるを得ない状況となりました。生産再開により11月20日頃より順次供給を進めてまいりますが、その間お客様の事業継続に向けた支援を続けてまいりますのでご理解を賜りますようお願い申し上げます。なお、モノクロ機トナーにつきましては出荷数量調整を行いながら供給提供を継続いたします。 コニカミノルタグループでは、今回の事故を真摯に受け止め、引き続き地域の安全確保に努めてまいります。併せてトナー供給不足によりお客様にご心配・ご迷惑をおかけしております今回の事故についてあらためてお詫び申し上げますとともに、今後の生産再開に向けてご理解・ご支援を賜りたく、よろしくお願い申し上げます。