日本GLP/神奈川県相模原市で「GLP ALFALINK 相模原1」が竣工
神奈川県相模原市で「GLP ALFALINK 相模原1」が竣工
物流不動産およびその関連テクノロジーに特化した事業会社である日本GLP株式会社(本社所在地:東京都港区、代表取締役社長:帖佐 義之、以下「日本GLP」)は、神奈川県相模原市で延床面積331,343.48㎡の先進的物流施設「GLP ALFALINK 相模原1」の竣工式を執り行いましたのでお知らせします。「GLP ALFALINK 相模原」は延床面積約673,437㎡、敷地面積約294,455㎡と関東最大級の規模を有する大規模多機能型施設「ALFALINK」プロジェクトとして2020年に着工し、2023年にプロジェクト全体の4棟が完成する予定です。
今回竣工した「GLP ALFALINK 相模原1」はその第一棟目であり、地上6階建て(一部)共用棟のリングと合わせてプロジェクト最大の延床面積を有します。「GLP ALFALINK 相模原1」には株式会社ギオン、佐川急便株式会社、西濃運輸株式会社、など10社以上の入居が決定しています。
「GLP ALFALINK 相模原1」俯瞰
「ALFALINK」では、「創造連鎖する物流プラットフォーム」をコンセプトとして、従来の物流施設における効率化・最適化を超えた、これまでにない価値や事業を創造していく拠点となる施設づくりを目指しています。「Open Hub」(物流をもっとオープンに)、「Integrated Chain」(サプライチェーンをつなぐ)、「Shared Solution」(ビジネスの進化をサポート)をキーワードとし、本コンセプトに基づいた様々な設備、サービスを提供しています。
政令指定都市である相模原市は人口72万人を抱え、若年層の人口が増加傾向にあり、雇用の確保が容易です。またリニア中央新幹線の開通により今後の発展が期待されています。
「GLP ALFALINK 相模原1」施設内の5階部分に設けたターミナル区画には、佐川急便および西濃運輸の入居が決定しております。ご入居いただく佐川急便においてはALFALINKのテナント企業には、従来のカットオフタイムよりも遅い時間で集荷時間を設定いただけるため、EC企業などにとっては利便性、出荷・集荷の効率が向上します。加えて西濃運輸でもターミナル区画を利用するお客様には、従来よりも遅い時間での出荷や、早い時間帯での配達に対応できるメリットがあり、入居企業からの出荷も期待できるとしています。また、施設の1階部分に予め冷凍冷蔵設備を備えた倉庫スペースを整備しており、総合物流企業のギオンが入居し、冷凍・冷蔵・常温の3温度帯に対応した拠点として利用されます。
入居企業には、「ALFALINK」のコンセプトに共感いただき、立地の良さ、地域へ開かれた物流施設、雇用の確保、アメニティの充実(カフェテリア、シャトルバス)、他の入居企業との連携の機会などを評価いただいています。入居企業の皆さまには、「GLP ALFALINK相模原1」を拡大する業務の物流・配送拠点や新しいビジネスが生まれる場所としてご利用いただく予定です。
今回竣工した「GLP ALFALINK 相模原1」はOpen Hubのコンセプトのもと、施設で働く方々に加え地域の皆様にもご利用いただけるように、敷地中央に、環状にデザインされた直径約90mの共用棟「リング」が開設され、カフェ、コンビニ、レストラン、カンファレンスルーム、託児所、シャワールームが入り、多目的コートも開設します。歩廊及びペデストリアンデッキで全棟をつなぐことにより、歩車分離し、快適で安全な移動が可能です。また、「つなぐ」ことで人々の交流、ビジネスの創出を促し、地域にとって開かれた物流施設を目指します。

さらに働く人が健康で快適に仕事ができるようなサポートを実施します。健康な食事の提供、メンタルサポートをする環境の整備、交流をするイベントの実施などを通して働く人が身体的、精神的、社会的に良好である環境を与える様々な機能を持つ建物であることが評価され、このたび日本の物流施設で初めてWELLの予備認証[1]を取得しました。
WELL 認証マーク
Integrated Chainでは、サプライチェーンの全て(商品企画から配送)を一か所に統合することを可能にします。ターミナル機能を設け、複数企業のオペレーション連携を促進し、効率化を図ります。また、工場用途や冷凍冷蔵に対応した区画を整備することにより、入居企業のサプライチェーンの統合をサポートします。
Shared Solutionでは、グループ会社であるモノフルと協業して施設専用アプリを開発し、顔認証システムによる入館、共用施設の予約、レストランでの注文・決済、敷地内カメラ映像のライブ配信、専用シャトルバス運行状況の可視化、災害情報の配信機能を備え、施設のIoT化の実現や就業者の更なる安心・安全・快適な環境を提供いたします。
また、雇用促進として入居企業から高く評価いただいている人材派遣会社4社(SGフィルダー株式会社、株式会社リンカン・スタッフサービスなど)の事務所を「GLP ALFALINK 相模原1」に設置し、現地での労働力の確保をより柔軟で迅速に対応することが可能になります。
BCP面では、免震装置に加えて、非常用発電機を設置することにより災害時にも電源(72時間)が供給できるほか、井水を浄化して飲料水としての利用も可能です。環境面では再生エネルギーの創出、省エネルギーなどの取り組みを行い、LEED認証ゴールドの取得を予定しています。 なお、「GLP ALFALINK 相模原」では、災害時には近隣住民の方々に避難場所として、また災害物資の配送拠点として施設を開放し、地域の防災拠点としての役割も果たすべく、相模原市との話し合いを進めています。
日本GLP代表取締役社長の帖佐 義之は、『GLP ALFALINK 相模原』の中核の一つとなる『GLP ALFALINK 相模原1』、そしてOpen Hubを象徴する共用棟『リング』が竣工しました。その立地の良さや、広大なスペースから生まれる共創の機会、そして『ALFALINK』という新たなコンセプトに賛同いただき、入居企業様は10数社を超え、ターミナル機能をはじめとする多機能で、多用途が可能な施設を業容の拡大と効率化を目指してご活用いただくことになりました。『GLP ALFALINK 相模原1』で創造される新たな価値や機会を通じて、入居企業様のビジネスのさらなる拡大と成長をサポートできますことを嬉しく思います。日本GLPはこれからも、最適を超える物流オペレーションを可能にする施設を提供し、同時に地域コミュニティとの共生を実現し豊かな生活・環境づくりを支援するまちづくりを推進してまいります」と述べています。
「GLP ALFALINK 相模原1」竣工記者会見
(左より、株式会社ギオン 代表取締役会長 衹園 義久様、西濃運輸株式会社 取締役営業管理部担当 中田 晃様、日本GLP代表取締役社長 帖佐 義之、佐川急便株式会社東京本社 営業部長 広瀬 禎幸様)
「GLP ALFALINK 相模原」は、圏央道「相模原愛川IC」より約4.3km、「相模原IC」より 約7.1kmに位置し、関東エリアのゲートウェイ、関西、中部へアクセスできる交通の要衝であり物流拠点として最適な立地にあります。また人口密集地にあることからも雇用確保にも有利な立地と言えます。施設周辺は住宅地や大規模商業施設が複数あることから地域住民が集まりやすく、雇用確保の点からも優位性があります。
「GLP ALFALINK 相模原1」は、GLPがグローバルな政府系投資機関および年金基金からの出資により、2018年12月に設立した物流不動産開発ファンド「GLPジャパン・ディベロップメント・パートナーズⅢ」による開発物件となります。
■施設概要
施設名:「GLP ALFALINK 相模原1」
所在地:神奈川県相模原市中央区田名字赤坂3700-1
敷地面積:136,660.85㎡
延床面積:331,343.48㎡
構造:地上5階一部6階建て、免震・鉄筋コンクリート造
着工:2020年2月
竣工:2021年8月
認証取得:LEEDゴールド(予定)、WELL認証(予定)
以上
[1] WELL認証とは、アメリカで2014年に発表された空間評価システムで、空間のデザイン・構築・運用に「健康」という評価軸を加え、身体的かつ精神的に快適な空間の創出を目指します。
■施設概要「GLP ALFALINK 相模原」
施設数 :4棟
所在地 :神奈川県相模原市中央区田名
敷地面積 :約294,455㎡(プロジェクト全体)
延床面積 :約673,437㎡(プロジェクト全体)
「GLP ALFALINK 相模原」概要
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※敷地面積・延床面積は、共用棟「リング」を含めた表示
尚、「GLP ALFALINK 相模原I~IV」は2021年9月1日より下記の通りに名称を変更しました。