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商船三井/貨物積み付け計画作成の効率化によりお客様満足度の向上と環境負荷の低減を実現

物流全般 2023.06.17

自動車船業務DX推進プロジェクト「数理最適化」活用第2弾!
~貨物積み付け計画作成の効率化により、お客様満足度の向上と環境負荷の低減を実現~

2021年09月21日

株式会社商船三井(代表取締役社長:橋本剛、本社:東京都港区、以下「当社」)とグループ会社の商船三井システムズ株式会社(代表取締役社長:吉田毅、本社:東京都港区)は、2019年より開発を行ってきた数理最適化(註1)を活用した自動車船の貨物積み付け計画自動作成システム(以下「本システム」)の実業務における本格運用を2021年9月より開始しました。

当社は自動車船オペレータとして世界最大規模の約100隻を運航しています。近年、自動車メーカーをはじめとするお客様の輸送ニーズ・物流パターンが多様化していることから複雑な積み付け(註2)計画が必要となり、作成に要する時間も長くなる傾向にありました。

当社では、2019年より大阪大学の梅谷俊治教授(註3)の協力の下、数理最適化技術を用いて①膨大な組合せの中から最適な「配船計画」(註4)を短時間で導き出すアルゴリズムと、②効率的かつ貨物の安全性を考慮した「積み付け計画」 を短時間で作成するシステムを開発してきました(註5)。
②「積み付け計画」については、本システムの導入により計画作成時間の40%削減を達成しました。
革新的な先端技術を用いて迅速な意思決定に繋げるだけでなく、属人性を排除することができ、お客様への対応スピード、集荷力の向上が期待されます。また荷役効率の向上に伴う、自動車輸送事業における温室効果ガス(GHG)排出量の削減にも寄与します。

①、②に続き、③スペースマネジメント業務(註6)への数理最適化活用の検討も始めており、自動車船業務の更なる業務効率化を進めています。

当社は、経済産業省が定める「DX認定事業者」に選定されておりますが(註7)、今後もデジタルトランスフォーメーション(DX)を積極的に進めることで一層の輸送サービス品質向上やGHG削減を図り、物流のビジネスパートナーとしてお客様に選ばれる企業グループを目指します。

(註1) 数理最適化
AIの基盤技術の一つである数理最適化は意思決定・問題解決のための一つの手段で、与えられた制約条件の下で目的関数を最小(もしくは最大)にする解を求める。資産運用、配送計画、電力運用、スケジューリングなど幅広い分野で活用されている。

(註2) 貨物積み付けの様子
YouTube 商船三井公式チャンネル『FLEXIEシリーズ(積み込み編)』参照。

(註3) 梅谷俊治数理最適化寄附講座教授
2003年に京都大学で情報学博士号を取得、2008年より大阪大学大学院情報科学研究科、現在 数理最適化寄附講座教授。専門は組合せ最適化であり、実世界から収集された大規模データに基づく大規模かつ多様な組合せ最適化問題に対して実用的な解を効率的に求めるアルゴリズムの開発に従事している。また、産学連携を通じて、数理最適化を活用した現実問題の解決に積極的に取り組んでいる。

(註4) 2021年5月28日プレスリリース『自動車船の配船計画支援システムの運用を開始しDXを加速』参照。

(註5) 2019年9月30日プレスリリース『AIの基盤技術による自動車運搬船の配船と貨物積み付け計画の策定に成功~「数理最適化」を活用して計画の立案や検証を大幅に効率化~』参照。

(註6) スペースマネジメント業務
荷揃いや運航スケジュールを考慮に入れながら、船の積載可能数量に対し貨物量をコントロールし、船のスペースを最大限有効活用する業務。

(註7) 2021年4月16日プレスリリース『経済産業省が定める「DX認定事業者」に選定』参照。


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