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三井化学/農産物流通スタートアップ企業 世界市場 に出資

物流全般 2023.06.17

三井化学、農産物流通スタートアップ企業 世界市場 に出資

日本産青果物をアジア・環太平洋諸国に届けるソリューション型ビジネスを目指して

2021.08.31

三井化学株式会社

三井化学株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:橋本 修、以下「三井化学」)は、日本産青果物等の輸出プラットフォーム事業を運営する株式会社世界市場(本社:東京都品川区、代表取締役CEO:村田 卓弥、以下「世界市場」)へ、2021年8月に出資しました。
今回の出資により、三井化学と世界市場が連携し両社の強みを生かすことで、日本産農産物の輸出が抱える課題解決に向けたソリューション型ビジネスを進めて参ります。

株式会社 世界市場
三井化学株式会社

背景と課題

日本の農業を今後も持続的に発展させるために、現在、政府主導で農産物の輸出拡大の取り組みが進められております。青果物もその一翼を担うべく期待されていますが、青果物は、穀物類や加工品とは異なり、海上輸送中の傷みが激しく大きなフードロスが発生するため、新鮮な状態で海外消費者に届けるのが困難です。また、海外へ輸出する際には、それぞれの対象国の農薬残留基準値に適合させる必要があり、個々の生産者には対応が難しいものです。日本の青果物輸出拡大には上記のような課題があります。

三井化学グループの強みについて

  • 長期の海上輸送に耐えうる青果物用の鮮度保持包装資材と知見を有すること
  • 関係会社の三井化学アグロが、農薬とその技術的知見を有していること

当社は、アジアを中心に青果物の流通基盤の構築を目指す世界市場との協業を通して、日本の青果物輸出に係る課題に対するソリューションを提供し、フードロス削減に貢献することを目指します。

世界市場とは

世界市場は、2015年に、「農産物輸出を生産者の収益機会としたい」、「より多くの海外消費者に高品質の日本産青果物を食べて欲しい」という強い想いを具現化するために設立されました。世界市場が、青果物の集荷から、対象国への輸出入、保管、加工、現地小売店への販売までを一気通貫で手掛けることで、流通マージンを下げるとともに、フードロス問題の解決にも積極的に取り組んでいます。現在、香港への産地直送を実施しており、今後台湾、シンガポールなどのアジア圏、さらには環太平洋諸国への産地直送を展開する予定です。

※ 会社概要

会社名 株式会社世界市場(せかいいちば)
代表 村田 卓弥
設立 2015年9月17日
所在地 東京都品川区大井1丁目47−1
事業内容 日本産青果物等の輸出プラットフォーム事業
会社HP https://sekai-ichiba.co.jp/
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