BELS最高ランク「ZEB」認証を取得したサステナブル施設 「SGリアルティ東大阪」を竣工

SGホールディングスグループにて不動産の賃貸・管理・開発事業を展開するSGリアルティ株式会社（以下「SGリアルティ」）は、7月30日、大阪府東大阪市に「SGリアルティ東大阪（以下、本施設）」を竣工しましたので、お知らせいたします。

SGリアルティ東大阪外観

　
　本施設は、LED照明等による省エネルギー化を推進するとともに、太陽光発電システムと蓄電池設備を導入し、不足する電力をCO₂フリー電力で賄うことにより、環境に配慮したサステナブルな物流施設として「BELS（建築物省エネルギー性能表示制度）」最高ランクである「ZEB」認証を5月18日に取得しています。
　また、立地エリアは大阪中央環状線や阪神高速東大阪線など主要道路の結節点となっているため、隣接する大阪市のみならず大阪府全域への広域配送に最適な立地となっています。更に大阪メトロ中央線と直結する近鉄けいはんな線吉田駅から徒歩15分に位置するため、入居されるテナント様にとっても利便性の高い施設になっています。

　本施設には、SGホールディングスグループでデリバリー事業を担う佐川急便株式会社と、ロジスティクス事業を担う佐川グローバルロジスティクス株式会社の入居が決まっており、他のテナント様には３PLから配送まで環境に配慮したワンストップのサービスが提供できます。

参考情報

１．施設概要

２．施設の特徴

BCPに対応した盤石な事業展開を可能とする設計
・災害発生時に事業の早期復旧を可能とする施設を目指して、緊急地震速報受信機器の導入や、太陽光パネルからの電力を蓄える蓄電池設備により、停電時に施設の一部が利用できるように計画するなど、防災面に配慮した設計となっています。

働きやすい職場作りへの配慮
・柔らかな照明と洗練された素材で利用者を迎え入れるエントランス空間や、地球・天体をイメージした円形モチーフを天井に設置したラウンジ、パウダーコーナーのあるトイレなど、利用者がモチベーション高くパフォーマンスを発揮できる空間を提供しています。また、各所サイン計画に配慮し、画一的になりがちな事務所・倉庫空間にリズムとエリア誘導機能を提供しております。

ラウンジ

高床倉庫と低床倉庫の併設
・2,3階においては、屋内化した車路とトラックバースを低床倉庫として活用できる仕様とし、ドックレベラー設置（注１）・パワーゲート（注２）対応の高床倉庫と入出庫作業効率のよい低床倉庫を併設した多様なニーズに対応できる計画としております。

取得認証
・建築物省エネルギー性能表示制度（Building-Housing Energy-efficiency Labeling System 以下「BELS」）の認証最高ランク5つ星を取得と同時に「一次エネルギー消費量の削減」と太陽光パネルによる「自然エネルギー創出」により、一次エネルギー消費量が実質ゼロとなる、「ZEB（Zero Energy Building）」を取得

・建築環境総合性能評価システム（CASBEE）のAランクを取得

BELS認証

（注1）ドックレベラー装置とは、工場や物流センターなどで積み降ろし作業をする際、建物の搬出入口の床面（プラットフォーム）と、コンテナやトラックの荷台とに生じる段差、高低差を無くすための装置のことをいいます。
（注2）パワーゲートとは、貨物自動車における荷役省力化装置のひとつで、車両後部に装着して使用するエレベーター（昇降機）の一種で、極東開発工業株式会社の商標です。

　SGリアルティは、物流施設の開発で培ってきたノウハウをもとに、「商業施設」「シェア型住宅」などの不動産事業の展開もしており、今後もこれまでの実績を活かしながら、物流不動産の枠に捉われず、不動産価値を創造してまいります。

SGリアルティ株式会社Webサイト
https://www.sg-realty.co.jp/