日新/16億300万円の営業黒字化(2022年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)) 決算短信 2023.06.17 2022年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)単位・百万円 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 2022年3月期第1四半期 42,301 23.0 1,603 - 2,218 - 1,373 -2021年3月期第1四半期 34,389 △32.9 △328 - 49 △95.6 △224 -(注) 包括利益 2022年3月期第1四半期 1,388百万円( 80.3%) 2021年3月期第1四半期 769百万円( 291.4%) (略) (1)経営成績に関する説明①当第1四半期の経営成績当第1四半期連結累計期間(以下「当第1四半期」)の世界経済は、先進国を中心に新型コロナウイルス(以下「新型ウイルス」)ワクチン接種が進みましたが、東南アジアの一部地域においては、新型ウイルス感染が再拡大するなど経済回復に地域差が見られました。わが国においても、緊急事態宣言再発令等もあり、本格的経済の回復には至りませんでした。このような状況下、当社グループにおいては、物流事業は前期の好調が継続しました。しかしながら、旅行事業は、経費削減施策を推進したものの、渡航制限と国際線減便の状況に大きな変化はなく、厳しい事業環境が継続しました。これらの結果、当第1四半期における売上高は前年同期比23.0%増の42,301百万円、営業利益は1,603百万円(前年同期 営業損失328百万円)、経常利益は2,218百万円(前年同期 経常利益49百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,373百万円(前年同期 親会社株主に帰属する四半期純損失224百万円)となりました。なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を当第1四半期連結会計期間の期首から適用しております。詳細は、「(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項(会計方針の変更)及び(セグメント情報等) 2.報告セグメントの変更等に関する事項」をご参照ください。セグメントの業績は以下のとおりとなります。②セグメントの業績(ⅰ)物流事業[日本]航空輸出は自動車関連貨物取扱いの好調維持に加え、一般貨物についても、海上輸送から航空輸送への切り替えが継続しました。また、海上輸出も本船スペースの確保に努め、取扱いを伸ばしました。 [アジア]タイでは自動車関連貨物、電子部品の航空輸出が好調、マレーシア向けのクロスボーダー輸送も堅調な取扱いでした。ベトナムでは、好調な電子部品の中国向け航空輸出が継続しました。一方、インドやマレーシアでは、新型ウイルス感染拡大による工場シャットダウンの影響もあり、収益が伸び悩みました。 [中国]香港では自動車関連貨物、電気・電子部品の航空輸出、家電製品の海上輸出が好調でした。 [米州]海上コンテナ不足と港湾混雑による航空需要の高止まりに加え、海上貨物のトラック便による国内代替輸送も継続しました。 [欧州]英国、ドイツでは自動車関連の航空輸出入、家電製品のDC業務の取扱いが好調でした。オーストリアでは、チャーター便による中国発航空輸送が収益に寄与しました。この結果、売上高は前年同期比24.1%増の41,482百万円、セグメント利益(営業利益)は前年同期比875.9%増の1,807百万円となりました。 (ⅱ)旅行事業経費削減施策により、赤字幅は減少したものの、渡航制限と国際線減便の状況に大きな変化はなく、厳しい事業環境が継続しました。この結果、売上高は前年同期比30.4%減の440百万円、セグメント損失(営業損失)は437百万円(前年同期セグメント損失(営業損失)718百万円)となりました。 (ⅲ)不動産事業京浜地区における工事監理業務により増収増益となりました。この結果、売上高は前年同期比16.8%増の488百万円、セグメント利益(営業利益)は前年同期比13.3%増の227百万円となりました。 (略)