NEWS

物流ニュース

ラサール不動産投資顧問/マルチテナント型物流施設「ロジポート加須」が竣工

物流不動産・施設 2023.06.17

マルチテナント型物流施設「ロジポート加須」竣工
~首都圏全域・東北エリアへの配送拠点に~

ラサール不動産投資顧問株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 キース藤井、以下「ラサール不動産投資顧問」)、株式会社 NIPPO(本社:東京都中央区、代表取締役社長 吉川芳和、以下「NIPPO」)は、2 社が共同で開発を進め、本年 7 月30 日に竣工したマルチテナント型※1 物流施設「ロジポート加須」の竣工式を本日、埼玉県加須市の同施設内で執り行いました。
なお、竣工時点で日本通運株式会社、日建リース工業株式会社等の入居が決まっております。
「ロジポート加須」は、敷地面積 53,016 ㎡、延べ床面積 121,437 ㎡の地上 4 階建ての最新マルチテナント型物流施設です。埼玉県加須市に立地する当施設は、至近の東北道、圏央道を利用することで、埼玉県はもとより、東京都、千葉県を含む首都圏全域、及び東北 6 県へ輸配送できる拠点となります。昨年 3 月に国道 125 号栗橋大利根バイパスが開通したことで、当施設から「加須 IC」まで 2.8km、「久喜 IC」まで9.5km となり、高速道路への良好な交通アクセスが実現しました。
当施設が立地するエリアは工業専用地域でもあるため、24 時間のオペレーションが可能です。また、JR東北本線「東鷲宮」駅から発着するバスが、当施設から徒歩 1 分のバス停に停車するため、従業員の交通利便性の良さも兼ね備えています。施設内には 1 階と 4 階に休憩室(カフェテリア)を配置し、24 時間利用可能なセルフレジの売店もオープンする予定で、充実した雇用環境を提供します。
倉庫部分においては、大型シングルランプウェイを採用したことで各階に直接着車が可能(セミトレーラーにも対応)となり、テナント企業はオペレーションの効率化を図ることができます。1~3 階は高床倉庫(プラットホーム 1m)、4 階は低床倉庫(バース高さ無し)仕様です。最小面積約 650 坪から分割が可能で、1フロア最大約 7,400 坪まで利用でき、大小様々なテナントニーズに対応できます。
建物設備では、全館 LED 照明の設置で省電力化や環境に配慮し、CASBEE(建築物総合環境性能評価システム)※2の評価「A ランク」の認証取得を予定しています。また、72 時間対応の非常用発電機を備えることで、利用者の安全確保やテナントの BCP にも対応しています。
各企業による物流効率化の過程で、交通利便性に優れたエリアに立地する近代的な物流施設へのニーズが高まっています。増加する物流需要を不動産の面から支えることは、マーケットの発展に寄与すると考えています。ラサール不動産投資顧問、NIPPO は、今後も各企業の戦略的物流拠点となる適地を見定め、テナント企業活動のニーズに柔軟に応える物流施設開発を積極的に進めてまいります。
※1 マルチテナント型とは、複数テナントによる分割利用が可能な物流施設。
※2 「CASBEE」とは、建築環境・省エネルギー機構内に設置された委員会によって開発された建築物の環境性能評価システムで、地球環境・周辺環境にいかに配慮しているか、ランニングコストに無駄がないか、利用者にとって快適か等の性能を客観的に評価・表示するために使われているものです。「CASBEE 新築」は、設計者やエンジニアが、設計期間中に評価対象建築物の BEE 値等を向上させるための自己評価チェックツールであり、設計仕様と予測性能に基づく評価分類です。
(参考:CASBEE ウェブサイト http://www.ibec.or.jp/CASBEE/about_cas.htm)

【施設概要】
所 在 地 : 埼玉県加須市豊野台一丁目317番6
敷 地 面 積 : 53,016.60㎡ (約16,376坪)
延 床 面 積 : 121,437.34㎡ (約36,735坪)
構 造 : 鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造、地上 4階建
用 途 : マルチテナント型物流施設
着 工 : 2020年 5 月 1 日
竣 工 : 2021年 7 月30 日
設計監理監修 : 株式会社日立建設設計、株式会社エノア総合計画事務所
設 計 施 工 : 株式会社竹中工務店
施 主 : 加須プロパティー特定目的会社

Translate »