三井E&S造船/66,000重量トン型ばら積み貨物運搬船「ジャル カルパタル」引き渡し 物流全般 2023.06.17 66,000重量トン型ばら積み貨物運搬船「ジャル カルパタル」引き渡し-エコシップ「neo66BC」の23隻目竣工- ジャル カルパタル 三井E&S造船株式会社(社長:船津 勇)は玉野艦船工場にて建造中でありました、66,000重量トン型ばら積み貨物運搬船「ジャル カルパタル」(JAL KALPATARU、当社第1967番船)をこのほど完成し、本日同工場にて引き渡しました。 本船は、当社の環境対応・低燃費船ラインナップ「neoシリーズ」の幅広浅喫水船型・66,000重量トン型バルクキャリアー「neo66BC」の竣工23隻目であり、当社が建造する最後の商船となります。 今後、当社はエンジニアリング事業を柱に、海事産業界の発展に貢献してまいります。 主要目 全長 199.99m 幅(型) 36.00m 深さ(型) 18.45m 総トン数 38,234 載貨重量トン数 66,264メトリックトン 主機関 三井-MAN B&W 7S50ME-C9.7 ディーゼル機関 1基 航海速力 14.5ノット(常用出力) 最大搭載人員 25人 船級 NK 船籍 パナマ 引渡日 2021年7月21日 特長 4基のクレーンを装備した5ホールド(貨物艙)の汎用バルクキャリアーであり、当社56BCの使い勝手を踏襲している。 載荷重量66,000トン以上を確保でき、キャパシティーも82,600m3以上と大容量を確保し、石炭、鉄鉱石、小麦、大麦、大豆をはじめとした多様なバラ積み貨物に対応可能な他、長尺物やホットコイル等の半製品輸送も対応可能である。 大型化しても燃量消費量は従来型スープラマックスバルカーと同等以下となる新開発の省エネ船型及び省エネ装置を採用している。 オーバーパナマックス幅だが、抵抗特性の他に、現状トレードパターン、港湾事情、および顧客ヒアリングの結果などを総合的に調査・考慮した結果、幅広浅喫水とすることで、優れた配船自由度と輸送効率を実現している。 平水中抵抗推進特性のみならず、波浪中の耐航性や操縦性にも配慮した新開発の船首尾形状を採用している。 長さ/幅ともこのクラスでは最大級のハッチ開口を持つ。 調和化船体構造規則(H-CSR)を適用している。 SOx排出規制強化に配慮し、燃料油の切り替えに対応できる複数の燃料タンクを有している。