安川電機/新型パレタイジングロボットMOTOMAN-PL80を販売開始 物流関連商品 2023.06.17 新型パレタイジングロボットMOTOMAN-PL80を販売開始- PLシリーズのラインアップ拡充により幅広いお客さまニーズに対応 - 株式会社安川電機(本社:福岡県北九州市、代表取締役社長:小笠原 浩)は、新型パレタイジング用途ロボットMOTOMAN-PLシリーズの新たなラインアップとしてMOTOMAN-PL80(可搬質量80kg 最大リーチ2061mm)を2021年5月20日に販売開始します。 今回のラインアップ拡充により、MOTOMAN-PLシリーズは可搬質量を80Kg、190kg、320kg、500kg、800kgと幅広くカバーする5機種展開となります。 MOTOMAN-PL80 1.製品化のねらい 物流業界や食品・医薬品・化粧品などの業種では、製品の箱詰めや箱積みといった工程で人手作業が多く残っており、労働力不足が深刻化しつつある近年は、その効率化や自動化が急務となっています。このようなニーズに応えるため、当社のパレタイジングロボットは、小型包装等の小物用途から建材などの大物用途まで幅広く対応した機種ラインアップをそろえています。 このたび開発したMOTOMAN-PL80は、比較的軽量な製品の積載に最適なロボットとして使い勝手を追求し、従来のMOTOMAN-MPL80Ⅱと比べて動作速度や手首軸の許容負荷を向上させました。 このロボットアームの設計上の使いやすさに加えて本シリーズ機種と同様に操作性の使いやすさを追求したロボットコントローラYRC1000に対応させることで、ロボットのパフォーマンスを最大限に引き出すとともに、電源回生機能による省エネ性能の向上や省配線によるメンテナンス性の向上を実現しており、最適なパレタイズシステムの構築に貢献します。 2.主な特長 (1)重量物の箱積みに最適な基本性能 各軸の動作速度を従来機種(MOTOMAN-MPL80Ⅱ)と比べて5%以上向上させており、作業時間の短縮化が可能です。また、手首軸の強化により許容負荷を向上(同上機種比4倍)させたことで使用可能なハンド・ワーク形状の範囲が広がり、お客さまの様々なニーズに応えます。 (2) 電源回生機能による省エネ性能の向上 中型・大型機種用の汎用ロボットコントローラYRC1000には、モータ減速時に発生するエネルギーを有効活用する電源回生機能を標準搭載しています。ロボット消費電力量の約20%※を削減することが可能で、お客さまの生産現場での省エネに貢献します。 ※ ロボット動作条件やお客さまの生産現場での稼働状況によって、省エネ効果は異なります。 (3)セットアップ時間の短縮と省配線 ロボットとコントローラ間の接続をケーブル1本で行えるため、セットアップの際の配線時間を大幅に短縮するとともに、配線の少ないすっきりとした設備を実現します。 (4) アプリケーションソフト「MOTOPAL」で簡単セッティング(オプション) パレタイズ専用のアプリケーションソフト「MOTOPAL」をご用意しています。製品を運ぶコンベヤやステーションの位置、製品のサイズ、積上げパターン等を設定するだけで、ロボットの動作プログラムを自動生成することができます。お客さま設備の設定・調整時間の短縮に貢献します。 3.主な用途 菓子や紙製品などが入った比較的軽量な段ボール、本や結束されたチラシなどの印刷物の積載用途 4.販売計画 (1)販売時期 2021年5月20日(木) (2)販売価格 オープン価格