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センコーグループホールディングス/経常利益は前年比7・2%増(2021年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

2021年3月期  決算短信〔日本基準〕(連結)
単位・百万円  

       営業収益  営業利益  経常利益  当期純利益

2021年3月期 572,405 0.4  21,520 4.2  22,230 7.2  14,240 17.9

2020年3月期 570,030 7.6  20,656 5.2  20,744 4.4  12,081 3.4

(注)包括利益 2021年3月期 17,838百万円 (67.1%) 2020年3月期 10,677百万円 (1.2%)

(略)

(1)経営成績等の概況

①当期の経営成績の概況

当連結累計期間(2020年4月1日~2021年3月31日 以下「当期」)における経済 環境は、新型コロナウイルス感染症による1回目の緊急事態宣言の解除後、徐々に経済活動が再 開したものの、新型コロナウイルス感染症は再拡大を繰り返しており、非常に厳しい経営環境と なりました。 このような中、当社グループは中期経営5ヵ年計画「センコー・イノベーションプラン 2021(SIP21)」の4年目として、業績の回復と向上に努めてまいりました。 当期の主な取り組みは以下のとおりです。 物流事業においては、12月に、重量物の輸送事業などを行っている「株式会社UACJ物 流」ならびに、化学品の保管、輸送、流通加工などを行っているナガセ物流株式会社(「センコ ーナガセ物流株式会社」に商号変更)をグループに迎えました。 物流センターは、センコー株式会社が7月に「立川物流センター」(東京都立川市)、2月に 「栗橋PDセンター」(埼玉県加須市)を稼働させました。また、株式会社ランテックが4月に 「門司支店」(北九州市門司区)で、3月に「名港支店」(名古屋市港区)で冷凍冷蔵倉庫を稼 働させました。 海運事業では、センコー汽船株式会社が5月にケミカルタンカー「日扇丸」、日本マリン株式 会社が8月にケミカルタンカー「吉祥」、3月にはセンコー汽船株式会社が貨物船「扇桜丸」を 新造・就航させました。 海外では7月、ドイツ・デュッセルドルフ市に現地法人「Senko Logistics (Europe) GmbH」 を設立し、欧州物流ネットワーク構築に向け体制強化に取り組みました。 商事・貿易事業においては、2月に家庭紙の卸売事業を行う「アズフィット株式会社」をグル ープに迎え、グループ内で同じく家庭紙卸売を行っているアスト株式会社との相乗効果を図って まいります。 その他事業においては、8月に保育所や学童クラブなどを運営する「株式会社プロケア」を、 11月に会員制の卸売・小売業を営む「寺内株式会社」をグループに迎えました。 また、デイサービス店舗などを運営する株式会社ビーナスは6ヵ所、住宅型老人ホームなどを 運営する株式会社けいはんなヘルパーステーションは2ヵ所、回転寿司チェーンを運営する株式 会社ライフイートは1ヵ所、新規出店をいたしました。 環境負荷低減への取り組みについては、センコー株式会社が日本物流団体連合会から、6月に 「物流環境保全活動賞」「物流環境特別賞」を、11月に「令和2年度モーダルシフト取り組み 優良事業者賞」を、12月には東京納品代行株式会社が国土交通省から「令和2年度交通関係環 境保全優良事業者大臣表彰」を受賞しました。 当社は、10月に「国連グローバル・コンパクト」に署名し、参加企業として登録されまし た。当社は、人権の保護、不当な労働の排除、環境への対応、腐敗の防止に関わる10の原則を 支持し、人々の生活を支援する企業グループとして持続可能な社会の実現に貢献してまいりま す。(略)

当期は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を大きく受けましたが、拡販、経費削減ならび にコスト改善・生産性向上にグループ全体で取り組むと共に、M&Aを推進した結果、連結営業 収益、連結営業利益、連結経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益とも前期を上回る結果と なりました。 当期のセグメント別の状況は、以下のとおりです。

(物流事業)(略)

ディスカウントストア、ドラッグストアなどのチェーンストア関連の物量増がありましたが、 新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、住宅関連、ケミカル関連、学校給食・外食産業向 けの冷凍冷蔵食品の物量などが大きく減少し、営業収益は3,873億50百万円と対前期比 53億77百万円の減収となりました。利益面におきましては拡販、経費削減ならびにコスト改 善・生産性向上に取り組むと共に、株式会社UACJ物流ならびにセンコーナガセ物流株式会社 の連結子会社化などにより、セグメント利益は194億1百万円と対前期比15億54百万円の 増益となりました。

(商事・貿易事業)(略)

宅配ニーズ増加に伴う日用品の販売増、家庭紙の価格是正の推進などにより、営業収益は 1,618億20百万円と対前期比5億5百万円の増収、セグメント利益は30億35百万円と 対前期比9億15百万円の増益となりました。

(その他事業)(略)

株式会社プロケアならびに寺内株式会社の連結子会社化などにより、営業収益は232億35 百万円と対前期比72億47百万円の増収となりました。一方で、新型コロナウイルス感染症拡 大の影響を受け、ホテル、フィットネスジム、デイサービス、飲食店などの利用者が大きく減少 し、セグメント損失は61百万円と対前期比14億81百万円の減益となりました。

②今後の見通し

今後の日本経済は、新型コロナウイルス感染症の再拡大の懸念もあり、先行き不透明な状況が 続くものと思われます。 このような環境の中、当社グループは中期経営5ヵ年計画の最終年度を迎え、人々の生活を支 援する企業グループとして、持続的な成長を図ってまいります。 次期連結業績予想は、連結営業収益6,250億円、連結営業利益246億円、連結経常利益 250億円、親会社株主に帰属する当期純利益145億円を見込んでおります。

(略)

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