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日本石油輸送/経常利益は前年比10・8%減(2021 年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

2021 年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
単位・百万円  

       売上高    営業利益   経常利益   当期純利益

2021 年3月期 32,724 △4.7  1,155 △11.3  1,516 △10.8  915 △17.9

2020 年3月期 34,326 0.2   1,303 29.1   1,699 29.2   1,115 34.1

(注) 包括利益 2021 年3月期 1,724 百万円(335.5%) 2020 年3月期 395 百万円(86.3%)

(略)

① 当期の経営成績

当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により、社会経済活動全体が大きく制 約を受け、極めて厳しい状況で推移いたしました。 当社グループの事業環境につきましても、感染症の影響を受けた輸送需要の減少により、厳しい状況が続きまし た。 このような状況のもと、当社グループは、従業員や関係する皆様への感染予防を徹底し、国民の生活や経済活動 を守るインフラ企業グループとして、エネルギーや食料品等の安全・安定輸送の継続に尽力いたしました。 この結果、当連結会計年度における売上高は、輸送需要の減少等により、32,724百万円(前年同期比4.7% 減)、営業利益は1,155百万円(同11.3%減)、経常利益は1,516百万円(同10.8%減)、親会社株主に帰属する当 期純利益は915百万円(同17.9%減)となりました。  

セグメント別の概況は、次のとおりであります。

(石油輸送事業)

石油輸送事業につきましては、感染症の影響による外出自粛等により燃料油需要が低迷したことに加え、出荷地 変更による減収もあり、売上高および営業利益は減少いたしました。 この結果、当事業における売上高は15,373百万円(前年同期比7.5%減)、営業利益は387百万円(同43.1%減) となりました。

(高圧ガス輸送事業)

高圧ガス輸送事業につきましては、主要顧客の運賃改定や新規輸送の獲得があったものの、感染症の影響による 需要減等により、売上高は減少いたしました。一方、燃料費や人件費等の経費の減少により、営業利益は増加いた しました。 この結果、当事業における売上高は8,661百万円(前年同期比1.5%減)となりましたが、営業利益は474百万円 (同35.8%増)となりました。

(化成品・コンテナ輸送事業)

化成品輸送事業につきましては、収益の維持に努めましたが、感染症の影響等による国内外の需要の減少や一部 主要顧客の販売減により、売上高は減少いたしました。 コンテナ輸送事業につきましては、感染症の影響による需要減や北海道地区における野菜類の生育不良の影響に より、売上高は減少いたしました。 この結果、当事業における売上高は8,515百万円(前年同期比2.7%減)となりましたが、経費の減少により、営 業利益は218百万円(同2.7%増)となりました。

(その他事業)

太陽光発電事業につきましては、売上高は174百万円(前年同期比0.0%増)となりましたが、点検費等の経費の 減少により、営業利益は76百万円(同25.4%増)となりました。

② 今後の見通し

今後のわが国経済は、感染力の強い変異株の流行など、感染症の終息を見通せないなか、先行き不透明な状況が 続くものと予想されます。 当社グループの事業環境につきましても、本格的な輸送需要の回復には時間を要するとみられ、厳しい状況で推 移するものと思われます。 感染症の影響が継続している厳しい状況のもと、当社グループは、大きく変化していく事業環境に対応し、事業 基盤の再構築とグループ全体のさらなる成長に向けて、2021年度から2023年度までの中期経営計画を策定いたしま した。 同計画においては、基盤事業における収益の維持・確保や、IT活用による業務改革等の生産性向上に努めてま いります。また、成長に向けた取り組みとして、脱炭素社会に向けた輸送需要への対応や、海外輸送の収益力のさ らなる向上等を目指してまいります。この結果として、2023年度において、売上高351億円以上、営業利益18億円 以上、経常利益19億円以上の達成を目標といたします。 また、事業活動を通じたクリーンロジスティクスの実現への取り組みなど、ESG(環境・社会・ガバナンス) 経営の実践にも努めてまいります。 当社グループといたしましては、本中期経営計画の達成により、強い収益基盤と安定した財務体質のもと、安 全・安定輸送による国内ナンバーワンのエネルギー輸送会社を目指し、グループ一丸となって邁進してまいりま す。  

次期の連結業績につきましては、売上高は33,400百万円、営業利益は1,400百万円、経常利益は1,550百万円、親 会社株主に帰属する当期純利益は950百万円を見込んでおります。

(略)

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