ハマキョウレックス/売上高は前年比2・9%減、経常利益は前年比2・8%増(2021年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)) 決算短信 2023.06.17 2021年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)単位・百万円 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 2021年3月期 118,876 △2.9 10,563 3.7 10,913 2.8 6,427 3.1 2020年3月期 122,471 5.7 10,190 2.8 10,618 2.5 6,233 5.6 (注)包括利益 2021年3月期 7,613百万円 (5.4%) 2020年3月期 7,223百万円 (5.2%) (略) (1)当期の経営成績の概況 当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、社会・経済活動が制限さ れ、急激な悪化を余儀なくされました。2020年5月の緊急事態宣言解除後、段階的に経済活動が引上げられ、一部 には回復の兆しがあったものの、再び感染拡大傾向に転じ収束の兆しが見えておらず依然として先行き不透明な状 況が続いています。 当業界におきましても、個人消費の低迷や人手不足等、経営環境は引続き厳しい状況が続いております。 こうした中、当企業グループの当連結会計年度は、営業収益1,188億76百万円(前年同期比2.9%減)、営業利益 105億63百万円(同3.7%増)、経常利益109億13百万円(同2.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益64億27百 万円(同3.1%増)となりました。 各セグメント別の営業状況は、次のとおりであります。 なお、当連結会計年度の期首において、当社の連結子会社である㈱ロジ・レックスが、同じく当社の連結子会社 であった㈱ジェイビーエスを吸収合併したことにより、事業セグメントの変更を行っております。これに伴い、従 来「貨物自動車運送事業」として区分しておりました㈱ロジ・レックスの財務情報は、「物流センター事業」に含 めております。以下の前年同期比較については、変更後の区分に基づき算出した前年同期の数値を用いて比較して おります。 (営業収益につきましては、セグメント間の内部売上高又は振替高を含んでおりません) (物流センター事業) 当連結会計年度の営業収益は715億19百万円(前年同期比0.6%減)、営業利益は82億43百万円(同6.6%増)となり ました。 営業収益につきましては、前連結会計年度及び当連結会計年度に受託したセンターが順次業績に寄与したこと、 2021年2月に栄進急送(株)及びマルコ物流(有)を子会社化したこと等による効果がありましたが、新型コロナウイ ルス感染症の拡大に伴う影響等で4億45百万円の減収となりました。 営業利益につきましては、物流センター運営の充実と更なる生産性の向上に取組んだ結果、5億10百万円の増益 となりました。 また、新規受託の概況につきましては、16社の物流を受託しております。 稼働状況につきましては、前期受託した1社を含めた17社全てが稼働しております。 なお、物流センターの総数は、前連結会計年度末から11センター増加して128センターとなり、2022年3月期に は新たに、宮崎県内で九州地区初となる自社センターの竣工を予定しております。 引続き日々収支、全員参加、コミュニケーションを徹底して行い、収支改善に向け取組んでまいります。 (貨物自動車運送事業) 当連結会計年度の営業収益は473億56百万円(前年同期比6.2%減)、営業利益は23億14百万円(同5.5%減)と なりました。 営業収益につきましては、下半期には回復傾向にありましたが、長期化する新型コロナウイルス感染症の影響 で、特別積み合わせ事業で物量が減少したこと等で31億48百万円の減収となりました。 営業利益につきましては、営業収益の減少を受け、引き続き幹線コストの削減や積載率の向上に取組んだ効果及 び燃料単価下落等がありましたが、1億35百万円の減益となりました。 今後につきましては、幹線便の見直しや日々の配達コストなど、管理強化による更なる輸送コストの抑制や新規 案件獲得、グループ内での取引の拡大を進め、収益の確保に努めてまいります。 (略)