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三菱ロジスネクスト/経常利益は前年比71・4%減(2021年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

2021年3月期  決算短信〔日本基準〕(連結)
単位・百万円  

       売上高     営業利益   経常利益   当期純利益

2021年3月期 391,496 △12.8  1,594 △81.1  2,014 △71.4  △2,683 -

2020年3月期 448,918 0.1   8,437 △35.9  7,045 △48.6  △5,243 -

(注)包括利益 2021年3月期 2,821百万円 (-%) 2020年3月期 △9,392百万円 (-%)

(略)

(1) 当期の経営成績の概況

当連結会計年度における世界経済は、コロナ禍により半ば停止状態であった経済活動が徐々に復調傾向となる中で の推移となりました。グローバルでは、いち早く経済活動を平時に戻した中国を始め、欧米でのロックダウン解除や アジア圏での規制緩和も行われ、特に9月頃からは欧米を中心にフォークリフト需要の伸張には力強いものがあり、 地域・月によっては前年同期の水準までの回復が見られるようになりました。一方、日本においては、欧米に比して 遅れはあったものの、第4四半期会計期間においては、フォークリフト需要についても前年同期の水準近くまで回復 してきております。 このような状況の中、大きな不安定要素であった米国大統領選挙や英国Brexitが一定の決着を見たこともあり一層 の経済活動の復調が期待されましたが、新型コロナウイルスの変異種の発生や感染再拡大が顕著となったことで各国 ともその対応に追われることとなり、経済復興策の一時停止や再度のロックダウンも実施されました。その後、欧米 諸国ではワクチン投与が進み、日本でもようやく接種が開始されたものの、依然として予断を許さない状況が続くも のと思われます。 この結果、当連結会計年度における連結売上高は、3,914億9千6百万円(前年同期比12.8%減少)となりまし た。経済環境の良化により受注状況は第3四半期連結会計期間から第4四半期連結会計期間にかけて更に好転したも のの、前期に比して充分な売上への寄与までには至っておりません。利益面につきましては、売上の減少を受け固定 費の削減に取り組んでいるものの、営業利益は15億9千4百万円(同81.1%減少)、経常利益は20億1千4百万円 (同71.4%減少)、親会社株主に帰属する当期純損失は26億8千3百万円(前年同期52億4千3百万円の損失)とな りました。 なお、のれん等償却の影響を除くと、営業利益は109億9千万円(前年同期比40.0%減少)、営業利益率は2.8% (同1.3ポイント減少)となっております。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

(国内事業)

国内事業は、6月以降の日本市場の堅調さを背景に第2四半期連結会計期間以降のセグメント利益は黒字となって おり、それまで厳しい状況であった輸出向け受注及び売上の回復基調も寄与して、売上高は1,684億8千2百万円 (前年同期比5.9%減少)となりました。全グループ挙げて固定費の削減に取り組んでいるものの、売上高減少によ る利益減を補うには至らず、セグメント利益は6億9千万円(同81.5%減少)となりました。 なお、のれん等償却の影響を除くと、セグメント利益は56億6千1百万円(同33.0%減少)となっております。

(海外事業)

海外事業は、国内事業と同様、第2四半期連結会計期間以降、コロナ禍の影響が落ち着いた中国市場やロックダウ ンが解除となった欧米アジアでの伸長によりセグメント利益は黒字となっておりますが、前期並までの回復には未だ 時間を要する状況であり、2019年7月に買収した米国販売会社Equipment Depot, Inc.の通年での連結業績寄与があ ったものの、売上高は2,230億1千3百万円(前年同期比17.4%減少)となりました。売上高減少による利益減少を 固定費の削減で補いきれない状況も国内事業と同様であり、セグメント利益は9億3百万円(同80.8%減少)となり ました。 なお、のれん等償却の影響を除くと、セグメント利益は53億2千8百万円(同46.1%減少)となっております。

(略)

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