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トランコム/売上高は前年比6・8%減、経常利益は前年比13・3%増(2021年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

2021年3月期  決算短信〔日本基準〕(連結)
単位・百万円  

        売上高    営業利益  経常利益  当期純利益

2021年3月期 152,285 △6.8  8,243 9.0   8,401 13.3  5,730 16.7

2020年3月期 163,463 8.2   7,566 12.4  7,417 11.5  4,909 13.4

(注)包括利益 2021年3月期 5,984百万円 (19.8%) 2020年3月期 4,995百万円 (20.1%)

(略)

(1)当期の経営成績の概況

当連結会計年度における当社グループを取り巻く環境は、新型コロナウイルス感染の世界的な拡大により、経済 活動の抑制や輸出入の減少が続く中、物流業界においても企業間物流の需要減少など、非常に厳しい経営環境であり また引き続き不透明な状況が続いております。 一方、外出自粛など巣ごもり需要による生活必需品の物流需要やネット通販市場は拡大を続けており、当社グル ープは従業員の健康と安全の確保を最優先として、社会生活や活動の根幹である物流を止めないという使命を持ち、 顧客やパートナー事業者と一体となって社会的責任を果たすべく柔軟かつスピードを意識して対応いたしました。 さらに、物流業界における重要な課題である、国内のトラック輸配送の効率化・積載率の向上を解決するべく当 社グループは、長期ビジョンとして「はこぶ」仕組みの創造を掲げ、広く多くの企業に利用されるプラットフォーム (=最適に「はこぶ」かたち)構築の実現を目指しております。 2021年2月にグループ組織改編を行い、グループ内の輸送関連部門をTransport本部へ再編、また営業強化を目的 とした全社横断での営業体制の構築、DX化の推進力を高めるためDX推進室の新設など、「はこぶ」仕組みの創造 に向けた体制を整えました。また、様々な輸送バリエーションの拡充、「はこぶ」機能を強化するための拠点開発、 他社との協業を進めました。 当連結会計年度の業績は、売上高は物流情報サービス事業及びインダストリアルサポート事業におけるコロナ禍 の影響により減収、営業利益は全社でのコストコントロールの実施、各事業での生産性向上などにより増益となりま した。また営業外収益には、コロナ関連の助成金を計上しております。

(略)

ロジスティクスマネジメント事業は、一部拠点の業務縮小・撤退はありましたが、前期及び今期新規稼働拠点の 寄与に加え、既存拠点での生産性向上、個人宅配部門の物量増加により増収増益となりました。 物流情報サービス事業は、国内総貨物量が大幅に減少したことによる貨物輸送需要の減衰により、貨物情報数は 前期比26.9%減少、空車情報数同16.4%増加、成約件数同10.1%減少となり減収減益となりました。 インダストリアルサポート事業については、コロナ禍の影響に伴う顧客の生産減や工場閉鎖等の影響を大きく受 け、減収減益となりました。 その他に区分される海外拠点においては、2020年1月~12月の業績が連結されております。2019年10月に子会社 化したSergent Services Pte Ltdの連結化により売上高は増収となりましたが、営業利益においては国内システム部 門における新技術習得費用の増加などにより、減益となりました。

(略)

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