キムラユニティー/売上高は前年比4・7%減、経常利益は前年比2・1%増(2021年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)) 決算短信 2023.06.17 2021年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)単位・百万円 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 2021年3月期 51,782 △4.7 2,434 △4.7 2,812 2.1 1,603 △3.3 2020年3月期 54,309 2.8 2,555 14.6 2,754 13.2 1,657 14.2 (注)包括利益 2021年3月期 2,646百万円 (232.5%) 2020年3月期 795百万円 (△20.9%) (略) (1)当期の経営成績の概況 当連結会計年度におけるわが国の経済は、国内では新型コロナウイルス感染症の長期化、再拡大の影響により、企業 収益は大幅な減少が継続する中、雇用環境の悪化や設備投資の減少の動きもみられ、個人消費の低迷や輸出の減少等、景 気は厳しい状況で推移致しました。海外においても国内同様、欧米、アジア等を中心に景気減速が回復するに至らず、引 き続き厳しい状況のなか、先行き不透明な状況が続いております。 また、当社グループと関係の深い自動車業界でも、国内外で加速しているCASE(コネクテッド・自動運転・シェア リング・電動化)への取り組み等の「100年に1度の大変革期」を迎える中、新型コロナウィルスの感染拡大により、欧 米、アジア等の主要国・地域での需要が減少していることから、引き続き厳しい状況のなか、先行きは極めて不透明な状 況となっております。 このような環境の中で当社グループにおきましては、第2四半期以降、海外では中国の急ピッチな回復による収益の 改善、国内においても自動車関連を中心とした主要顧客の予想以上の回復による受注量の増加に加え、「全員参画ワンチ ーム経営」の展開による日々の収益改善が進み利益率の改善が図られてきたものの、新型コロナウイルス感染症の影響は 大きく、売上高は51,782百万円(前年同期比4.7%減収)となり、営業利益も2,434百万円(前年同期比4.7%減益)となり ました。 経常利益は為替差益の計上等により2,812百万円(前年同期比2.1%増益)となりましたが、親会社株主に帰属する当期 純利益は法人税等調整額の増加等により1,603百万円(前年同期比3.3%減益)となりました。 なお、主なセグメント別の売上高(セグメント間の内部売上を含む)、営業利益の状況は次の通りであります。 ①物流サービス事業 売上高は、国内包装事業において関東地区の受注量の増加要因はあったものの、国内外共に新型コロナウイルス感染 症の影響により、35,885百万円(前年同期比4.7%減収)、営業利益は包装事業において中国子会社天津木村進和物流有限 公司、広州広汽木村進和倉庫有限公司での業績改善はありましたが、北米子会社KIMURA,INC.の収益悪化等に より、3,045百万円(前年同期比1.6%減益)となりました。 ②自動車サービス事業 売上高は、新型コロナウイルス感染症の影響により、来店顧客の減少に伴う車両販売における国内子会社株式会社ス ーパージャンボの販売台数の減少等により、14,277百万円(前年同期比4.2%減収)となりました。営業利益は原価削減効 果等により545百万円(前年同期比8.6%増益)となりました。 ③情報サービス事業 売上高は、主要顧客からのシステム開発延期の要請等もあり、1,409百万円(前年同期比11.0%減収)となりました。 営業利益は売上高の減収等により103百万円(前年同期比23.3%減益)となりました。 ④人材サービス事業 売上高は、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う客先での要員調整、採用見直し等が発生する中、積極的な拡販活 動や新規顧客の獲得に注力したこと等により、593百万円(前年同期比5.5%増収)となりました。営業利益は営業体制強 化に伴う人件費の増加等もあり14百万円(前年同期比34.7%減益)となりました。 ⑤その他のサービス事業 売上高は、売電サービスにより、45百万円(前年同期比1.6%減収)となりました。営業利益は11百万円(前年同期比 14.1%減益)となりました。 なお、北米子会社、中国子会社の決算期は2020年12月31日であります。 (略)