ニチレイロジグループ/日立製作所と冷凍設備運用・保全効率化ソリューションを実用化 物流システム 2023.06.17 冷凍設備運用・保全効率化ソリューション実用化のお知らせ このたびニチレイロジグループは、株式会社日立製作所(執行役社長兼CEO:東原 敏昭/以下、日立)と、IoTを活用した冷凍設備の運用・保全効率化ソリューション(以下、本ソリューション)を実用化しました。本ソリューションは日立グループの運転・音・画像データ解析技術や故障予兆診断技術などを組み合わせたもので、両社は、2018年9月から1年半にわたり船橋物流センターで実施した共同実証*1において、従来と比べて運用・保全コストを約20%削減*2できることを確認し、日立において汎用ソリューションとして製品化しました。ニチレイロジグループは、2021年4月から、国内の冷凍倉庫へ本ソリューションの導入を順次進め、日立では、本ソリューションをLumada*3の冷凍倉庫向けソリューションとして、国内にある8万台を超える冷凍設備*4を対象に拡販するとともに、グローバルにも展開していきます。これにより、両社は、コールドチェーン業界全体のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進と低炭素社会への貢献をめざします。 *1 2018年8月28日ニチレイロジグループ本社と日立製作所のニュースリリース「ニチレイロジグループと日立が、IoTを活用した冷凍設備の故障予兆診断と省エネルギー化に向けた共同実証を開始」https://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2018/08/0828.html *2 実証開始前・後の年間コストを対比したもの。 *3 Lumada:お客さまのデータから価値を創出し、デジタルイノベーションを加速するための、日立の先進的なデジタル技術を活用したソリューション・サービス・テクノロジーの総称。https://www.hitachi.co.jp/products/it/lumada/ *4 日立調べ。日立製冷凍機・チラー用スクリュー圧縮機の2006年以降の累計出荷数と同製品の市場シェアから算出した値。 冷凍設備の運用・保全効率化ソリューションの概念図