東芝デバイス&ストレージ/300mmウエハー対応製造ラインを導入 SCM・製造拠点 2023.06.17 300mmウエハー対応製造ラインの導入について 当社は、加賀東芝エレクトロニクス株式会社(以下、加賀東芝)構内に、300mmウエハー対応製造ラインを導入し、生産能力を増強することを決定しました。同製造ラインは、2023年度上期に稼働開始予定です。 電力を供給、制御する役目を果たす半導体のパワーデバイスは、あらゆる電気機器の省エネルギー化に不可欠なデバイスであり、自動車の電動化や産業機器の自動化などを背景に、今後も継続的な需要拡大が見込まれています。 当社はこれまで、加賀東芝を中心に、200mmウエハー対応の製造ラインの生産能力を増強してきました。今回、同社の既存建屋における200mmウエハー対応のクリーンルーム内に、300mmウエハー対応の製造ラインを敷設し、低耐圧MOSFET(注1)、IGBT(注2)の生産能力を増強します。 同製造ライン以降の投資計画は、市場の動向を見ながら順次決定します。なお、株式会社ジャパンセミコンダクター大分事業所におけるパワーデバイスを含むディスクリート半導体の生産も、引き続き拡大していきます。 当社は今後も、パワーデバイス市場の伸長に対応する生産体制を整えることでパワーデバイス事業を拡大し、省エネルギー社会の実現に貢献していきます。 注1 MOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor):金属酸化膜半導体電界効果トランジスター 注2 IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor):絶縁ゲートバイポーラトランジスター ■加賀東芝の概要 ・所在地:石川県能美市岩内町1番地1 ・代表者:取締役社長 徳永英生 ・従業員数:約980名(2021年1月時点) ・生産品目:ディスクリート半導体(パワーデバイス、小信号デバイス、オプトデバイス) * 社名・商品名・サービス名などは、それぞれ各社が商標として使用している場合があります。 * 本資料に掲載されている情報(製品の価格/仕様、サービスの内容及びお問い合わせ先など)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。