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乾汽船/17億6100万円の経常損失を計上

決算短信 2023.06.17

2021年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
単位・百万円  

            売上高    営業利益  経常利益  当期純利益

2021年3月期第3四半期 13,332 △19.0  △1,813 -  △1,761 -  △1,803 -

2020年3月期第3四半期 16,452 △4.5  △506 -   △670 -   △236 -

(注)包括利益 2021年3月期第3四半期 △1,661百万円 (-%) 2020年3月期第3四半期 △609百万円 (-%)

(略)

(1)経営成績に関する説明

当第3四半期連結累計期間における当社グループの業績は、外航海運事業におけるスモールハ ンディ船市況が新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響を受け悪化したこと等により、売 上高は前年同期比3,119百万円減収(△19.0%)の13,332百万円、営業損益は前年同期比1,306百 万円減益の1,813百万円の損失、経常損益は前年同期比1,091百万円減益の1,761百万円の損失、親 会社株主に帰属する四半期純損益は前年同期比1,566百万円減益の1,803百万円の損失となりまし た。  当社グループのセグメント別の業績は以下のとおりであります。

①外航海運事業(ロジスティクス)

外航海運事業におけるスモールハンディ船の市況は、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大 の影響により一時的に大きく下落しておりましたが、各国の経済活動再開の動きを受け、4月下 旬に底を打ち、その後は順調に回復いたしました。一方で、各国の港におけるPCR検査等による停 泊日数の増加、渡航制限や隔離措置による船員交代及びリモートドック対応等の問題は収束して おらず、収入機会の減少やコストの増加に繋がっており、市況上昇効果のすべてを享受できない 状況であります。 このような状況下、当社グループの外航海運事業におきましては、売上高は前年同期比2,674百 万円減収(△27.5%)の7,044百万円、セグメント損益は前年同期比1,133百万円悪化し、2,934百 万円の損失となりました。

②倉庫・運送事業(ロジスティクス)

物流業界におきましては、貨物保管残高は前年同期をやや上回る水準で推移しましたが、貨物 取扱量は国内経済活動全般が抑制され荷動きが鈍化したことから前年同期を下回る水準で推移い たしました。 このような状況下、当社グループの倉庫・運送事業におきましては、一般貨物に係る倉庫事業 では既存荷主の取扱物量が減少いたしましたが、新規顧客の獲得やスポット案件の受注の積み上 げが寄与し、取扱高は小幅な減少に留まりました。一方で、連結子会社の引越業では、新型コロ ナウイルスの感染拡大による需要減退に伴い、取扱高が大幅に減少いたしました。結果として、 売上高は前年同期比416百万円減収(△12.9%)の2,822百万円となりました。セグメント損益は 上述の引越し取扱高の減少や2020年4月稼働の新設倉庫における減価償却費の増加等により前年 同期比221百万円減益の187百万円の損失となりました。

③不動産事業

都心部の賃貸オフィスビル市況は、低水準で推移していた空室率は緩やかながら上昇しており ます。新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけとしたテレワークの普及により、今後のオフィ ス需要の鈍化が懸念されます。また、東京23区の賃貸マンション市況については引き続き堅調に 推移しております。 このような状況下、当社グループの不動産事業におきましては、既存賃貸物件は概ね安定して 高稼働を維持しております。集客が困難となった店舗テナントへの賃料減免や一部既存賃貸物件 の若干の稼働率低下等がありましたが、業績への影響は限定的であり、売上高は前年同期比28百 万円減収(△0.8%)の3,465百万円、セグメント利益は前年同期比0百万円減益(△0.0%)の 1,928百万円となりました。

(略)

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