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中央倉庫/営業収益は前年比3・5%減、経常利益は前年比2・9%増(2021年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

2021年3月期  第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
単位・百万円  

           営業収益   営業利益 経常利益 当期純利益

2021年3月期第3四半期 19,301 △3.5  1,291 4.3  1,448 2.9  1,009 7.9

2020年3月期第3四半期 19,993 0.5   1,237 5.7  1,407 5.1  935 32.7

(注)包括利益 2021年3月期第3四半期 1,689百万円(33.3%) 2020年3月期第3四半期 1,267百万円(-%)

(略)

(1)経営成績に関する説明

当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウィルス感染症の影響が依然として続き、一部におい ては、緊急事態宣言解除後の経済活動の再開や各種政策効果により持ち直しの動きも見られましたが、先行きは不 透明な状況が続いております。また、世界経済においても中国においては経済活動再開や経済政策等により持ち直 しの動きが見られるものの、同じく厳しい状況が続いております。 物流業界におきましても、国内の経済活動の停滞により荷動きは減少しており、反面、保管残高は高い水準を維 持しております。また、国際物流におきましても、世界経済の停滞が続いていることから、輸出入ともに貨物取扱 量は減少しており、引き続き厳しい経営環境で推移しました。 このような事業環境のもと、当社グループは第6次中期経営計画「CHANGE!to2021」の施策を切れ 目なく展開しつつ、コロナ禍において一層の「意識・知識・組織のCHANGE」の浸透を図ってまいりました。 変化が加速する顧客ニーズに的確に対応できる営業体制の構築と業務の効率化を推し進め、業務品質のさらなる向 上を目指すとともに働き易い職場創りを進めております。また、環境問題対策及び社会貢献の一環として、廃PE Tボトルの再資源化を行う豊通ペットリサイクルシステムズ株式会社設立への出資や会議・交渉等のペーパーレス 化の推進等に取り組むなど、いわゆる新しい「企業文化」の創設にも挑戦してまいりました。 また、当社グループでは、新型コロナウィルス感染症対策として、従業員の安全を最優先に考えたうえで感染防 止と事業活動を両立させるための感染防止策に加え、移動を伴う会議のオンライン化や状況に応じた時差出勤やテ レワークの実施等の対策を行っております。 これらの結果、当第3四半期連結累計期間の営業収益は19,301百万円(前年同期比3.5%減)、営業利益は1,291 百万円(前年同期比4.3%増)、経常利益は1,448百万円(前年同期比2.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純 利益は1,009百万円(前年同期比7.9%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

① 倉庫業

倉庫業におきましては、入出庫高は前年同期に比し減少しておりますが、第3四半期においては荷動きに回復 傾向が見られ、貨物回転率は改善しつつあります。また、再寄託先の活用も図り保管残高は増加しました。これ らの結果、倉庫業の営業収益は4,984百万円(前年同期比1.8%増)、セグメント利益は保管残高が増加したこと に加え、当社の物流ノウハウを活かした構内荷役作業サービスの提供、料金改定や貨物構成の一部見直し等の効 果もあり863百万円(前年同期比42.0%増)となりました。

② 運送業

運送業におきましては、国内経済の停滞により取扱数量は減少しました。これらの結果、運送業の営業収益は 9,300百万円(前年同期比2.6%減)、セグメント利益は貨物量の減少により一部非効率な運行状況となった影響 等もあり647百万円(前年同期比18.8%減)となりました。

③ 国際貨物取扱業

国際貨物取扱業におきましては、通関業の取扱数量は、国内および海外の経済活動の停滞の影響等から輸入は 減少が続いておりますが、輸出は第3四半期に取扱数量が回復したことから前年同期に比し増加しました。梱包 業の取扱数量については、得意先企業の海外営業展開の不振の影響等を受けて減少しました。これらの結果、国 際貨物取扱業の営業収益は5,122百万円(前年同期比9.5%減)、セグメント利益は採算性の高い梱包業の取扱が 減少した影響等により296百万円(前年同期比19.9%減)となりました。

(略)

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