シンバホールディングス株式会社（本社所在地：沖縄県浦添市、代表取締役社長：安里 享英）傘下で沖縄県下最大規模の物流会社である株式会社あんしん（本社所在地：沖縄県浦添市、代表取締役社長：照屋勝士（以下「あんしん」））および、物流不動産およびその関連テクノロジーに特化した事業会社である日本GLP株式会社（本社所在地：東京都港区、代表取締役社長：帖佐 義之（以下「日本GLP」））は、沖縄県浦添市で延床面積約62,000㎡の先進的物流施設「GLP沖縄浦添」の協働での開発を決定しましたのでお知らせします。2021 年10月着工、2023年2月竣工予定であり、あんしんが一棟全体を利用します。これにより、あんしんでは「あんしん沖縄ロジスティックゲートウェイ構想（仮称）」が始動します。また、日本GLPによる沖縄県での開発は本物件が初となります。

沖縄県では、県外からの全国型チェーン企業の進出増加などにより、新たな物流施設に対するニーズが高まっています。沖縄県の主要玄関口の那覇市に隣接する浦添市は、浦添北道路・臨港道路浦添線の開通により物流施設に適したエリアとして注目されています。「GLP沖縄浦添」は沖縄県内の希少な先進的物流施設であり、臨港道路浦添線に面しています。また、重要港湾の那覇港から約8km、那覇空港からは約11.5kmとアクセスに優れ、県内の広域搬送拠点に適しています。

あんしんは、浦添市牧港に取得した用地において、新たな物流センターを整備する「あんしん沖縄ロジスティックゲートウェイ構想（仮称）」を推進してまいりました。この度、物流施設の開発・運営において幅広い知見と専門性を有する日本GLPと協働での開発を決定し「流通業務の総合化及び効率化の促進に関する法律（物流総合効率化法）」に基づく総合効率化計画の認定を受けました。県内に分散する物流拠点の集約化を念頭に、CO2の排出削減、交通渋滞の緩和に資する基幹拠点として「GLP沖縄浦添」を活用する予定です。沖縄に進出するあらゆる業種業態の顧客の物流を支えるとともに、県民、観光客をはじめとする全ての物流ニーズに対しても高品質な物流サービスの提供を可能とします。「あんしん沖縄ロジスティックゲートウェイ構想（仮称）」では、IoT、ビッグデータ、AIの活用によるスマート物流の実現を目指すとともに、生産性の向上や日々物流業務に携わる従業員の快適な働く環境を整備します。沖縄県が推進する国際物流事業のさらなる発展にも貢献できる戦略拠点になるものと考えています。

「GLP沖縄浦添」は物流施設として県内最大級の規模であり、施設の特徴としては3階へのスロープを設け、2フロア（1-2階、3-4階）での効率的なオペレーションを可能にしています。加えて、バースの設置階である1・3階はブレースのない構造とすることで、搬入出業務の効率性を高めています。また、重量物や大型パレットに対応する床荷重設定や、垂直搬送機ならびに貨物専用エレベーターの設置により、あんしんが取り扱う幅広いお客様の荷物に対応します。BCP面では、万一の高潮などへの対策として、電気室を上層階に設置するほか、非常用発電を備えています。

「GLP沖縄浦添」外観完成イメージ

あんしん代表取締役社長の照屋 勝士は、「コロナ禍において物流へのニーズはかつてないほどの高まりをみせており、社会にとって大切なインフラの一つであることを改めて痛感しています。従来型の物流施設に限界を感じていたところ、日本GLP様にご協力頂き、先進的物流施設を開発するはこびとなりました。社員の働きやすさ、健康経営、SDGsへの取り組みの推進はもとより、お客様への更なるお役立ちを具現化することで、高品質な物流サービスの提供という社会的使命を全うする覚悟です」と述べています。

日本GLP代表取締役社長の帖佐 義之は、「『GLP沖縄浦添』はGLPとして初となる沖縄における開発物件です。県内で先進的物流施設への需要の増加がみられる中、この度、県下の物流最大手あんしん様に弊社施設のご利用をご決定頂き、大変嬉しく思います。あんしん様のニーズに合わせた最適なフロアオペレーションを可能にする施設を提供し、沖縄県の物流発展に寄与できるよう開発を推進してまいります。」と述べています。

■施設概要
施設名：「GLP沖縄浦添」
所在地：沖縄県浦添市牧港5
敷地面積：約29,000㎡
延床面積：約62,000㎡
構造：地上4階/耐震・鉄骨造
着工：2021年10月
竣工：2023年2月（予定）
認証取得：CASBEE（新築）認証（予定）