STANDAGE/ナイジェリアのスタートアップMVXchangeとシステム連携、ナイジェリア現地の配送業務を強化 物流システム 2023.06.17 STANDAGE、ナイジェリアのスタートアップMVXchangeとシステム連携、ナイジェリア現地の配送業務を強化! 株式会社STANDAGE(本社:東京都港区、代表取締役社長:足立 彰紀、以下STANDAGE)は、ナイジェリアの物流スタートアップ企業であるMVXchange(本社:Lagos, Nigeria、Founder&CEO:Tonye Membere-Otaji)と、2020年12月22日に、ナイジェリア現地における配送システム強化のため、API連携を完了し、サービスの試験展開を開始しました。 ナイジェリアをはじめとするアフリカ諸国向けの輸出においては、日本の物流業者の多くは、輸出先の港や空港までの配送であり、そこから先の輸入通関手続き、内陸輸送業務は、現地業者任せのサービスがほとんどです。 しかし、アフリカは買い手企業の規模が小さいため、マンパワー不足で輸入通関手続きを行うには負担が大きく、港や空港までではなく、輸入通関手続きから、自社の指定倉庫の配送までしてほしいという要望が多いのが現状です。さらに、日本の売り手企業も、自社の大切な製品がきちんと届いているか、ラストワンマイルまでしっかり追跡したいとのニーズが強く、アフリカ現地における物流が課題となっています。 STANDAGEは、貿易の売り手と買い手のマッチングから、決済・ファイナンス、貨物配送に至る、全ての貿易業務を完結できる、デジタル貿易総合サービス「DiGiTRAD」を提供しています。 MVXchangeは、アフリカ現地の物流において、デジタルに貨物管理や配送手配、輸出入及び通関手続きが行える「MVXtransit」サービスを提供しています。 そこで、これら現地の物流課題を解決するために、MVXchangeのMVXtransitとSTANDAGEのDiGiTRADのAPIを連携させ、DiGiTRADのユーザーや協業物流業者であれば、DiGiTRADシステム上から簡単にMVXchangeの輸入通関手続き及び現地における配送手配(以下本サービス)が可能になりました。 API連携はすでに完了しており、第一弾として、まずはナイジェリアにおいて本サービスの運営を開始いたします。 今後は、ナイジェリアだけでなく、2021年度中に、西アフリカ諸国へも本サービスを展開していく予定です。買い手と売り手の双方が、安心・安全・簡単に貿易を行えるサービスの実現を、共同で目指してまいります。 また、STANDAGEとMVXchangeは、アフリカのスタートアップ投資に特化したVCである、Kepple Africa Venturesより出資を受けています。この度のシステム連携に伴い、Kepple Africa Ventures品田様よりコメントをいただきました。 Kepple AfricaVentures品田諭志様よりコメント 日本のスタートアップとアフリカのスタートアップが協業する事例はまだほとんど存在しない中、この2社の提携は非常に画期的です。日本とアフリカ両方の顧客ニーズを深く理解する2社が連携することにより、輸出者と輸入者を結ぶエンドツーエンドの貿易/決済/輸送プラットフォームが完成します。この基盤の上に、日本企業のアフリカ向けビジネスがさらに拡大していくことを期待しております。 ■MVXchangeについて https://mvxchange.com/2019年3月より、「MVXenergi」という、アフリカの海底油田で石油・ガスの開発/生産に必要な輸送サービスの需要と利用可能なオフショア支援船とをマッチングする海事プラットフォームを提供。2020年3月に、「MVXtransit」を提供開始。 ■STANDAGE(スタンデージ)についてhttps://standage.co.jp/2017年3月設立。同年12月にナイジェリアオフィスを設立。2019年4月に「DiGiTRAD」(旧名称「SHC」)β版にて、日本-ナイジェリア間にて実証実験を開始し、同年12月に正式版を提供開始。2019年、2020年の2年連続で、経済産業省「技術協力活用型・新興国市場開拓事業費補助金」に採択。DiGiTRAD(デジトラッド)サービス公式サイト:https://digitrad.world/