エミレーツスカイカーゴ/ドバイにGDPガイドラインに準拠して品質管理された世界最大の航空貨物ハブを設置 物流不動産・施設 2023.06.17 エミレーツスカイカーゴ ドバイにGDPガイドラインに準拠して品質管理された世界最大の航空貨物ハブを設置 新型コロナのワクチンのグローバルな流通に対応 • ドバイ・ワールド・セントラル(DWC)は、新型コロナワクチン流通の専用一大拠点ハブとして運営• ワクチン輸送の依頼に対応するため、専門の対策チームを設置• エミレーツスカイカーゴは、一部の貨物チャーター便にエアバスA380型機を選択肢に入れた エミレーツスカイカーゴは、ドバイに世界初のワクチン専用のエアサイドハブ【空港内、関係者のみ立ち入り出来る区域に専用の施設】を設置することで、今後起こり得る新型コロナワクチンをグローバルに輸送する際の複雑さに対処するための準備を既に強化させています。ドバイの南側地区に位置しているドバイ・ワールド・セントラル(DWC)の貨物ターミナルを再オープンし、ワクチンの低温流通(コールドチェーン)保管と流通のための専用の一大拠点ハブとして機能することを発表し、世界的なリーダーシップを発揮しています。エミレーツスカイカーゴが新型コロナワクチン流通のために世界最大のGDP(医薬品の適性流通基準)に準拠したエアサイドハブを設置した動画(https://www.youtube.com/watch?v=qp8P3Zho0mw&feature=youtu.be)をご覧ください。 また、エミレーツ航空の貨物部門は、国際的なワクチン流通のエコシステムに関与するさまざまな業者の方々の要請を調整し、ワクチン輸送要請に対する運送業者の対応を合理化するための専用の対策チームを設置しました。 エミレーツ航空・グループ会長兼最高責任者シェイク・アハメッド・ビン・サイード・アル・マクトゥーム殿下は次のように述べています。「ドバイは、新型コロナワクチンが世界各地に流通する際の窓口およびハブとして機能する最適な位置にあります。ドバイは世界人口の3分の2以上を占める市場を8時間の飛行半径の空路で結べるインフラストラクチャーと物流網、地理的な位置を有しています。エミレーツスカイカーゴは長年にわたり、温度に敏感な医薬品輸送のための管理と設備への継続的な投資をして、世界の主要な製薬会社の間でドバイを医薬品という大事な貨物を輸送するために、年間を通じて優先的なトランジットポイントとして位置づけていただきました。新型コロナワクチン専用のエアサイドハブを設置したことは、世界中の人々の生活にポジティブな影響を与えるために、当社のネットワーク、就航地、技術を活用した重要なプロジェクトです。」 世界初の新型コロナワクチン専用エアサイドハブドバイの南側地区にあるエミレーツスカイカーゴのワクチン流通のためのハブは、新型コロナワクチン専用のエアサイド施設としては世界最大規模となります。ドバイのハブを利用することで、世界各地の製造拠点からワクチンを航空輸送させ、周辺地域や世界各地への配送のための保管や出荷準備をすることが可能となります。ドバイ・ワールド・セントラル(DWC)には、4,000平方メートルを超える温度管理されたGDP認定の医薬品専用保管エリアがあり、今後起こり得る新型コロナワクチンの大規模な保管と流通を可能にします。この施設は2~8℃の温度管理で約1,000万本分のワクチンのバイアル瓶を保管できると推定されています。 ドバイ・ワールド・セントラル(DWC)の最先端のインフラストラクチャーは、航空機と貨物ターミナル間の輸送中に温度に敏感な貨物を保護するのに役立つ、クールドーリーを使用することによって可能となっております。さらに、温度管理された多数のトラックドックが利用可能で、ターミナルが航空機のパーキングゲートに近接しているため、次の配送のための貨物を迅速かつ効率的に出荷することが可能となります。 エミレーツスカイカーゴは、保冷庫に加えて、お客様のためにワクチンの再冷凍や再包装などの付加価値あるサービスの専用ゾーンも用意した上で、グローバルな物流を提供します。 数百万回分のワクチン投与を処理できる施設の規模の大きさと、リクエストの処理および実行するための専門チームを既に設置し、エミレーツスカイカーゴは、ワクチンの導入が成功した後の国境を越えたワクチン移動のための、スピードが最重視されて緊急を要する際でも、大量のリクエストに効果的に対応することが可能となります。 定期便とチャーター便の組み合わせにより、エミレーツスカイカーゴはワクチンを最も必要とされる市場に迅速に輸送することが可能になります。 エミレーツ航空の医薬品輸送力エミレーツスカイカーゴは、世界の製造業者向けに、温度管理された医薬品やワクチンの輸送で得た数十年間の経験を活かし、新型コロナワクチンを短期間で世界に流通させるという課題に対応する革新的なソリューションを開発しています。 2016年以降、エミレーツスカイカーゴは、温度管理に敏感な医薬品の輸送能力に多額の投資をしてきました。これには、特殊な製品であるエミレーツファーマの導入や、ドバイだけでなく、現在30以上の都市をカバーするファーマ・コリドー・プログラムの下、ドバイの主要な出発地および目的地の両方で、GDP認証を受けた「目的に合った」インフラストラクチャ・ファーマの開発が含まれます。エミレーツスカイカーゴは、過去4年間で25万トン以上の医薬品貨物を輸送してきました。 エミレーツスカイカーゴで使用している機材は、全て大型機であり、現在6大陸130以上の目的地にネットワークを広げており、ドバイのハブという戦略的な地理的位置と相まって、定期便と旅客便を組み合わせて、製造拠点からワクチンの出荷になるワクチンハブへ、そして世界各地へワクチンを迅速に輸送することが可能となります。 この数ヶ月間、エミレーツスカイカーゴは、5月までに75の目的地、7月までに100の目的地、10月初旬までに135近くの目的地に再開したフライトで、世界規模のネットワークと貨物の接続性の再開に取り組んできました。エミレーツスカイカーゴのネットワークは、すべての主要な医薬品クラスターと製造拠点をカバーしており、製造開始後の新型コロナワクチンの輸送を容易にしています。 エミレーツスカイカーゴは、緊急貨物を輸送するため、一部の貨物チャーター便でエアバスA380型機の利用を選択肢に入れ始めました。エミレーツ航空として、初の専用A380「ミニフレイター」は、ドバイ経由でソウルとアムステルダム間の医療品の輸送に成功しました。エミレーツスカイカーゴは、パンデミックの第二波が発生している地域での新型コロナウイルス感染症対策のための医療品など、重要物資の緊急輸送に必要な航空貨物容量の輸送能力に対する需要の急増に対応するため、A380型機での貨物輸送を選択肢に入れ、11月にはより多くのフライトを計画しています。 エミレーツ航空についてエミレーツ航空は2002年に日本初就航。成田国際空港、関西国際空港からドバイまで快適な空の旅をお届けしています。エミレーツ航空はワールド・トラベル・アワード2019を獲得し、中東部門のリーディング・エアライン、エアライン・ブランド、エアライン・リワード・プログラム、エアライン・ウエブサイトの4部門で賞を獲得しました。