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セイノーホールディングス/経常利益は前年比34・7%減(2021年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

2021年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
単位・百万円  

            売上高    営業利益   経常利益   当期純利益

2021年3月期第2四半期 279,884 △11.0  9,085 △44.3  11,135 △34.7  6,488 △69.5

2020年3月期第2四半期 314,538 ―    16,312 ―   17,058 ―    21,264 ―

(注)包括利益 2021年3月期第2四半期  10,097百万円 (△50.3%) 2020年3月期第2四半期  20,298百万円 (―%)

(略)

当四半期決算に関する定性的情報

(1)経営成績に関する説明

当第2四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言が5月に 解除され、徐々に企業活動が再開されたものの、感染症拡大の収束が見通せない中、依然先行きが不透明な厳し い状況で推移いたしました。 当社グループの主要な事業にあたる輸送業界では、コロナ禍での働き方や消費スタイルの変化によるEC市場の 拡大に伴い宅配貨物の増加がみられたものの、新型コロナウイルス感染症の影響による経済活動の停滞により国 内貨物輸送量の減少傾向が続き、厳しい経営環境となりました。 このような状況のもと、当社グループは、今年度を初年度とする新3ヵ年中期経営方針「『Connecting our values』~すべてはお客様の繁栄のために~」のもと、第2次総合物流商社から価値創造型総合物流商社へ進化 させ、またオープン・パブリック・プラットフォームの加速や価値創造型SDGsの展開により、お客様への課題解 決の提供拡大などを通じて、企業価値向上に向け一丸となって邁進してまいりました。 この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は2,798億84百万円(前年同期比11.0%減)、営業利益は90億85 百万円(前年同期比44.3%減)、経常利益は111億35百万円(前年同期比34.7%減)、親会社株主に帰属する四半 期純利益は64億88百万円(前年同期比69.5%減)となりました。 当社グループでは、事業内容を4つのセグメントに分けております。各セグメント別の状況は以下のとおりで す。

①輸送事業

輸送事業におきましては、「Noと言わないセイノー」をモットーに、どんな荷物でも、どんな量でも、サイズ に見合った最適な輸送モードを無料で提案するサービス「セイノー輸送なびPro」の提供を開始しました。パレッ ト商品や特殊形状貨物等の輸送において、対応可能な運送会社を探す悩みや、車両手配の手間、1車貸し切りで は割高でコスト増になっている輸送など、お客様の困りごとを解決しております。 輸送事業の中核会社である西濃運輸株式会社では、コロナ禍での経済活動の停滞により取扱物量が大幅に減少 するなか、渉外履歴を含む顧客情報を一元管理する「顧客カルテシステム」を導入し、お客様に必要な情報やサ ービスをタイムリーにご案内できるようにするとともに、お客様の軒先でタブレット端末を利用して閲覧するこ とで、適正運賃収受に向けた営業ツールとしても活用してまいりました。 また、物量が減少するなかで運行便の見直しを行い、積載量が落ち込んでいる運行コースの減便を実施するこ とで、運行コストの削減に取り組んでまいりました。 この結果、売上高は2,120億52百万円(前年同期比8.8%減)、営業利益は62億69百万円(前年同期比49.2% 減)となりました。

②自動車販売事業

自動車販売事業中、乗用車販売におきましては、地域ナンバー”ワン”に向けた店舗のリニューアルやサービス 体制の充実により一層のCS向上を目指してまいりました。また、サポートカーを中心としたキャンペーン等の展開 や、残価型割賦販売の活用による早期代替提案、新型車の投入効果を活かした営業展開を行ってまいりましたが、 緊急事態宣言の解除による生産体制の回復やトヨタ車の全車種併売化の影響もあり新車販売台数は回復傾向にある ものの、前年同期実績を下回る結果となりました。また、中古車販売においても、海外中古車市場の低迷の影響も あり、販売台数は前年同期実績を下回りました。サービス部門は車検や整備入庫に加え、メンテナンスパックやボ ディーコート等の繰返し入庫につながる商品の販売促進を図ることで、収益の確保に努めてまいりました。 トラック販売におきましては、増客活動と保有台数の増加を図るために拡販に努めましたが、国内の新車販売台 数はコロナ禍のキャンセルや前年に環境規制対応の特需などの影響もあり前年同期実績を下回りました。また、鈑 金塗装工場の活用と岐阜日野自動車安八営業所整備工場に車検レーンを増設したことにより外注業務の内製化を進 めることで、整備利益の確保に繋げてまいりました。 この結果、売上高は438億17百万円(前年同期比19.3%減)、営業利益は20億85百万円(前年同期比31.1%減) となりました。

③物品販売事業

物品販売事業におきましては、燃料や紙・紙製品に代表される物品の販売を行っております。燃料販売における 販売単価の下落の影響もあり、売上高は146億69百万円(前年同期比9.6%減)、営業利益は3億63百万円(前年同 期比13.7%減)となりました。

④不動産賃貸事業

不動産賃貸事業におきましては、主に都市開発の影響や狭隘化などの理由で代替化措置を図ったトラックター ミナル跡地や店舗跡地などを賃貸マンション等として運用をしております。 その結果、売上高は9億26百万円(前年同期比10.4%増)、営業利益は7億45百万円(前年同期比9.9%増)と なりました。

⑤その他

その他におきましては、情報関連事業、住宅販売業、建築工事請負業、タクシー業および労働者派遣業などを 行っております。売上高は84億19百万円(前年同期比20.6%減)、営業利益は1億81百万円(前年同期比60.1% 減)となりました。

(略)

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