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日本ロジテム/営業収益は前年比1・6%増、経常利益は前年比33%減(2021年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

2021年3月期  第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
単位・百万円  

            営業収益  営業利益  経常利益  当期純利益

2021年3月期第2四半期 26,340 1.6  333 △33.6  346 △33.0  194 △4.3

2020年3月期第2四半期 25,930 8.2  502 -    516 -    202 -

(注)包括利益 2021年3月期第2四半期 96百万円 (136.4%) 2020年3月期第2四半期 40百万円 (-%)

(略)

(1)経営成績に関する説明

当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により景 気が悪化し、厳しい状況が続きました。緊急事態宣言解除後は、社会経済活動の正常化が段階的 に進み、景気の持ち直しが期待される一方で、感染症の再拡大に対する懸念が高まるなど、先行 き不透明な状況で推移いたしました。 当社グループが属する物流業界につきましては、「巣ごもり需要」などにより一部企業の荷動 きが比較的好調であったものの、生産活動の停滞や個人消費の落ち込み等により、取扱数量は総 じて低調となるなど、取り巻く環境は厳しいものでありました。 このような状況の中、当社グループは、社会情勢の急激な変化に対応しながら、新たな中期経 営計画(2020年度から2022年度まで)においてテーマとした「強固な収益基盤づくり」および 「環境変化に適応できる体制づくり」に取り組んでまいりました。 国内につきましては、通販関連をはじめ得意先との取引深耕に注力し営業拡大を図るととも に、前連結会計年度に開設した拠点の安定稼働に取り組みました。また、新たな営業展開に向 け、埼玉県坂戸市および神奈川県平塚市に開設を予定する新拠点の準備を進めました。さらに、 新設した「AI・IoT推進課」が中心となり、物流事業の省人化・効率化に資する先端技術の活用 を検討いたしました。 海外につきましては、ベトナムにおいて、ホーチミン市近郊に建設した新倉庫に既存倉庫の機 能を集約し、南部エリアの体制整備を進めました。また、タイにおいて新拠点が稼働を開始する など、各進出国での営業活動を推進いたしました。 これらの取り組みにより、営業収益は、感染症の影響による海外事業の停滞、インテリアやア パレル等の荷動き低下があったものの、通販関連の取扱量が増加したこと、新規得意先の業務開 始等によりアセット事業が拡大したことなどから、増収となりました。一方、営業利益および経 常利益は、センター事業において流通加工業務の減少等により損失となったほか、海外において 営業収益の減少に伴い利益が縮小したこと、さらに感染症対策に関連する費用が発生したことな どから、減益となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、減損損失を計上した前年同 期と比べ特別損失が減少したものの、経常利益の減少に伴い減益となりました。 その結果、当第2四半期連結累計期間の営業収益は263億40百万円(前年同期比1.6%増)、営 業利益は3億33百万円(前年同期比33.6%減)、経常利益は3億46百万円(前年同期比33.0% 減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1億94百万円(前年同期比4.3%減)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

①貨物自動車運送事業

需要の拡大により食品や通販関連の輸送量が増加したことに加えて、料金適正化への取り組み が進捗したこと、配送効率向上を進めた効果があったことなどから、増収増益となりました。 その結果、営業収益は、112億85百万円(前年同期比1.2%増)、セグメント利益は、8億2百 万円(同17.9%増)となりました。 当事業の営業収益は、当社グループ営業収益全体の42.9%を占めております。

②センター事業

営業収益につきましては、通販関連の取り扱いが伸長し入出荷量が増加したことなどから、増 収となりました。セグメント利益につきましては、インテリアやアパレルの低調な荷動きを受け 流通加工業務が減少したこと、一部の得意先において取扱品目の構成が変更となり作業効率が低 下したことなどから、損失となりました。 その結果、営業収益は、60億29百万円(前年同期比0.6%増)、セグメント損失は、1億9百 万円(前年同期はセグメント利益2億55百万円)となりました。

当事業の営業収益は、当社グループ営業収益全体の22.9%を占めております。

③アセット事業

通販関連の保管面積が拡大したほか、前連結会計年度に開設した拠点を中心に新規得意先の保 管業務等を開始したこと、ベトナムにおいて自社倉庫の稼働開始によるコスト削減効果があった ことなどから、増収増益となりました。 その結果、営業収益は、62億75百万円(前年同期比8.1%増)、セグメント利益は、5億93百 万円(同7.0%増)となりました。 当事業の営業収益は、当社グループ営業収益全体の23.8%を占めております。

④その他事業

国際貨物の荷動き停滞に伴い国内外で輸出入関連事業が縮小したほか、施工関連事業および海 外における旅客自動車運送事業が低調な推移となったことなどから、減収減益となりました。 その結果、営業収益は、27億49百万円(前年同期比7.6%減)、セグメント利益は、2億88百 万円(同2.6%減)となりました。 当事業の営業収益は、当社グループ営業収益全体の10.4%を占めております。

(略)

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