ヤマタネ /経常利益は前年比12・7%減(2021年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)) 決算短信 2023.06.17 2021年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)単位・百万円 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 2021年3月期第2四半期 25,952 △6.3 1,588 △17.4 1,462 △12.7 805 △26.4 2020年3月期第2四半期 27,693 1.1 1,923 △42.6 1,674 △47.5 1,094 △39.6 (注)包括利益 2021年3月期第2四半期 651百万円(△59.4%) 2020年3月期第2四半期 1,605百万円( △47.3%) (略) (1)経営成績に関する説明 ①当第2四半期連結累計期間の概況 当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大に伴う内外需要の 急激な減少により大きく影響をうけることとなりました。官民での感染症対策の実施により緊急事態宣言解除後は 一部に持ち直しの動きもみられましたが、回復のペースは緩やかで、感染症の収束時期が見通せず、先行き不透明 な状況が続いております。 この様な状況下におきまして、当社グループの経営成績は、新型コロナウイルス流行により物流部門での国際物 流の取扱いの減少や食品部門での外食向け業務用米販売の落ち込み等の影響も受けて前年同期を下回ることとなり ましたが、物流部門での国内物流への影響は限定的であったこと、また食品部門での量販店向け販売が堅調に推移 したこと等により業績予想を上回ることとなりました。 この結果、売上高は259億52百万円(前年同期比6.3%減)となり、営業利益は15億88百万円(同17.4%減)とな りました。経常利益は前年度に計上した不動産開発に伴う資金調達費用の剥落がありましたが14億62百万円(同 12.7%減)となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は、不動産再開発に備えた不稼働物件の取り 壊しに伴う減損損失の計上等もあり8億5百万円(同26.4%減)となりました。 ②セグメント別の概況 <物流部門> 物流部門では、新型コロナウイルス流行の影響による国際間の移動制限や国際物流の停滞等の発生により、海外 引越や港運通関等の国際業務は大幅な減収となりました。一方で、国内業務においては、業務用飲料等の荷動きが 落ち込みましたが、前年度下期に新設した営業拠点の本格稼働もあり、保管料・荷役料は増収となりました。この 結果、売上高は109億49百万円(前年同期比0.7%減)とほぼ横ばいにとどまりました。営業利益は国際業務の減収 に加えて、新設営業拠点の費用増加、更には物流不動産の顧客入れ替え等もあり、11億6百万円(同19.2%減)と なりました。 <食品部門> 食品部門では、新型コロナウイルス感染拡大防止のために実施した外食業界での営業自粛や在宅勤務の推進等に より外食や給食事業者向け販売が落ち込み、量販・外食向けである精米販売は35千玄米トン(前年同期比6.0%減) となりました。一般小売店や他卸売業者向けである玄米販売も外食向け業務用米を中心に需要が低迷し、8千玄米 トン(同33.1%減)となりました。この結果、売上高は販売数量の減少により125億89百万円(前年同期比11.8% 減)となり、営業利益は2億41百万円(同15.2%減)となりました。 <情報部門> 情報部門では、昨年度実施した改元や消費税増税対応といった一過性の開発案件がなく、更には、新型コロナウ イルス流行の影響により、棚卸用レンタル機器のユーザーである一部顧客において棚卸が延期や中止となったこと もあり、売上高は8億12百万円(前年同期比7.4%減)となり、営業利益は12百万円(同75.9%減)となりました。 <不動産部門> 不動産部門では、KABUTO ONEやヤマタネ五反野ビル等の開発案件が進行中でありますが、4月にヤマタネ藤沢ビ ルが開業したこと等により、売上高は16億1百万円(前年同期比5.3%増)となり、営業利益は6億66百万円(同 0.9%増)となりました。 (略)