日本郵船/船舶のゼロエミッション化について国内外の企業と議論 グリーン物流(環境) 2023.06.17 船舶のゼロエミッション化について国内外の企業と議論 2020年10月15日 ~脱炭素化に関する連携強化を目指して~ 当社は船舶の脱炭素化に関して国内外の企業との連携を深めるため、2つのカンファレンスにおいて船舶のゼロエミッション化に向けた当社の取り組みを紹介、活発な議論が交わされました。 1. 「名古屋商工会議所 環境・エネルギー委員会」セミナー(10月13日開催) 名古屋商工会議所が10月13日に開催したセミナーに当社工務グループ グループ長代理の山本 泰(やまもと やすし)が講師として登壇しました。山本は、「日本郵船のCO2排出削減への取組み」というテーマに基づいてGHG(温室効果ガス)排出削減に関する海運業界の動向、DecarbonICE プロジェクト(注1)をはじめとした脱炭素化を推進する当社の取組みを紹介しました。 セミナーの様子 2. 「GAC第2回国際シンポジウム」(10月14日開催) 一般社団法人グリーンアンモニアコンソーシアム(GAC、注2)が10月14日に開催した「GAC第2回国際シンポジウム」ではCO2フリーアンモニア(注3)の活用に向けて商業化、制度・政策、技術開発の3セッションに分かれて討議が行われ、当社グリーンビジネスグループ グループ長の中村 利(なかむら とし)が商業化セッションにおいてモデレーターとして登壇しました。同セッションでは、燃料アンモニアの社会実装に向けた課題提起に基づいて、国内外6社のパネリストとともに大規模生産体制を含むサプライチェーンの構築・燃料としての活用・関連案件への金融支援など幅広い議論を展開しました。 左:モデレーターとして議論を進行する当社グリーンビジネスグループ グループ長の中村利 当社グループは脱炭素化に向けた様々な研究を通じて新たなグリーンビジネスの創出に取り組みます。人々の豊かな暮らしのために価値あるものを届けるという企業理念”Bringing value to life.”の実現に努めます。 ※当社グループは中期経営計画〝”Staying Ahead 2022 with Digitalization and Green”において、事業活動を通じてSDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献する活動を推進しており、本取り組みもその一つです。 (注1)当社が2020年12月に参画を発表した、船上で二酸化炭素(CO2)を回収してドライアイスに変え、海底堆積物の中に貯蔵する技術を研究する国際的なプロジェクト。 (注2) 一般社団法人グリーンアンモニアコンソーシアム(GAC)2019年4月に設立。CO2フリーアンモニアの供給から利用までのバリューチェーン構築を目指し、技術開発・評価、経済性評価、政策提言、国際連携などに取り組んでいます。当社は電力会社等が用いる発電燃料としてのアンモニアの海上輸送のみならず、脱炭素化に向けたソリューションの一つとしてアンモニアの舶用燃料化も視野に入れており、同コンソーシアムに監事として参加しています。Website: http://greenammonia.org/ (注3) CO2フリーアンモニアCO2を発生することなく生成したアンモニア。CO2フリーアンモニアを生成する方法として、再生可能エネルギー(太陽光・風力・地熱等)を活用して製造した水素を利用する方法や、化石燃料( 天然ガス・石炭等)を活用し、発生したCO2を回収・貯蔵して製造した水素を利用する方法などがあります。上記の方法により生成された水素を原料とするアンモニアはCO2フリーアンモニアとされ、燃料や水素のエネルギーキャリアとしての活用が期待されています。 関連プレスリリース 2020年10月9日発表:SIBCON2020で舶用代替燃料導入のパネルディスカッションに登壇 2020年9月17日発表:ICEPAG 2020で脱炭素化への取り組みを紹介 2020年9月3日発表:アンモニア燃料タグボートの実用化に向けた共同研究開発を開始 2020年9月1日発表:高出力燃料電池搭載船の実用化に向けた実証事業を開始 2020年8月12日発表:GHG削減に向けた海上輸送インフラに係る共同研究開発を開始 2020年6月25日発表:「The Maersk Mc-Kinney Moller Center for Zero Carbon Shipping」に参画 2020年6月25日発表:世界初、水素を輸送する国際実証試験を本格開始 2019年12月4日発表:CO2をドライアイス化し、海底に貯蔵 2019年10月3日発表:企業連合「Getting to Zero Coalition」に参加
2020年10月15日 ~脱炭素化に関する連携強化を目指して~ 当社は船舶の脱炭素化に関して国内外の企業との連携を深めるため、2つのカンファレンスにおいて船舶のゼロエミッション化に向けた当社の取り組みを紹介、活発な議論が交わされました。 1. 「名古屋商工会議所 環境・エネルギー委員会」セミナー(10月13日開催) 名古屋商工会議所が10月13日に開催したセミナーに当社工務グループ グループ長代理の山本 泰(やまもと やすし)が講師として登壇しました。山本は、「日本郵船のCO2排出削減への取組み」というテーマに基づいてGHG(温室効果ガス)排出削減に関する海運業界の動向、DecarbonICE プロジェクト(注1)をはじめとした脱炭素化を推進する当社の取組みを紹介しました。 セミナーの様子 2. 「GAC第2回国際シンポジウム」(10月14日開催) 一般社団法人グリーンアンモニアコンソーシアム(GAC、注2)が10月14日に開催した「GAC第2回国際シンポジウム」ではCO2フリーアンモニア(注3)の活用に向けて商業化、制度・政策、技術開発の3セッションに分かれて討議が行われ、当社グリーンビジネスグループ グループ長の中村 利(なかむら とし)が商業化セッションにおいてモデレーターとして登壇しました。同セッションでは、燃料アンモニアの社会実装に向けた課題提起に基づいて、国内外6社のパネリストとともに大規模生産体制を含むサプライチェーンの構築・燃料としての活用・関連案件への金融支援など幅広い議論を展開しました。 左:モデレーターとして議論を進行する当社グリーンビジネスグループ グループ長の中村利 当社グループは脱炭素化に向けた様々な研究を通じて新たなグリーンビジネスの創出に取り組みます。人々の豊かな暮らしのために価値あるものを届けるという企業理念”Bringing value to life.”の実現に努めます。 ※当社グループは中期経営計画〝”Staying Ahead 2022 with Digitalization and Green”において、事業活動を通じてSDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献する活動を推進しており、本取り組みもその一つです。 (注1)当社が2020年12月に参画を発表した、船上で二酸化炭素(CO2)を回収してドライアイスに変え、海底堆積物の中に貯蔵する技術を研究する国際的なプロジェクト。 (注2) 一般社団法人グリーンアンモニアコンソーシアム(GAC)2019年4月に設立。CO2フリーアンモニアの供給から利用までのバリューチェーン構築を目指し、技術開発・評価、経済性評価、政策提言、国際連携などに取り組んでいます。当社は電力会社等が用いる発電燃料としてのアンモニアの海上輸送のみならず、脱炭素化に向けたソリューションの一つとしてアンモニアの舶用燃料化も視野に入れており、同コンソーシアムに監事として参加しています。Website: http://greenammonia.org/ (注3) CO2フリーアンモニアCO2を発生することなく生成したアンモニア。CO2フリーアンモニアを生成する方法として、再生可能エネルギー(太陽光・風力・地熱等)を活用して製造した水素を利用する方法や、化石燃料( 天然ガス・石炭等)を活用し、発生したCO2を回収・貯蔵して製造した水素を利用する方法などがあります。上記の方法により生成された水素を原料とするアンモニアはCO2フリーアンモニアとされ、燃料や水素のエネルギーキャリアとしての活用が期待されています。 関連プレスリリース 2020年10月9日発表:SIBCON2020で舶用代替燃料導入のパネルディスカッションに登壇 2020年9月17日発表:ICEPAG 2020で脱炭素化への取り組みを紹介 2020年9月3日発表:アンモニア燃料タグボートの実用化に向けた共同研究開発を開始 2020年9月1日発表:高出力燃料電池搭載船の実用化に向けた実証事業を開始 2020年8月12日発表:GHG削減に向けた海上輸送インフラに係る共同研究開発を開始 2020年6月25日発表:「The Maersk Mc-Kinney Moller Center for Zero Carbon Shipping」に参画 2020年6月25日発表:世界初、水素を輸送する国際実証試験を本格開始 2019年12月4日発表:CO2をドライアイス化し、海底に貯蔵 2019年10月3日発表:企業連合「Getting to Zero Coalition」に参加