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川崎汽船/グループの船舶管理会社と本船がサイバーセキュリティの認証を取得

物流システム 2023.06.17

当社グループの船舶管理会社と本船がサイバーセキュリティの認証を取得

当社グループの船舶管理会社ケイラインエナジーシップマネージメント株式会社と同社が管理 する大型原油タンカー(VLCC)「SETAGAWA」は、一般財団法人日本海事協会からサイバーセキュ リティーマネジメントシステム(CSMS)の認証を取得し、10 月 2 日に認証授与式が執り行われまし た。 近年、船舶運航データなどの情報を陸上へ送信し、または陸上から船舶へインターネット回線 を経由して通信を行うことが増えてきている状況にあります。当社でも、安全品質の向上を目標 として、船上での IoT 活用および船陸間通信の高度化を進めるために、船内 ICT 機器および船内 ネットワークの整備を行っています。 このような状況下で、船舶におけるサイバーリスクに関しても適切に対応することが求められ ています。国際的な取り組みとしては、国連機関の一つである国際海事機関(IMO)により船舶 へのサイバーリスク管理に関する決議がなされました。当社におきましてもサイバーリスクに適 切に対応するため、日本海事協会の CSMS ガイドラインに基づき準備を進めて参りました。新型 コロナウイルス感染症の影響下での審査となりましたが、リモートにて審査を行い、この度日本 海事協会から当該認証を取得致しました。 現在、その他の船種についても認証取得の準備を進めています。「安全」は海上輸送を主軸と する当社グループの事業の根幹を成すものであり、サイバーリスクへの対応を強化することで、 より安全で最適な輸送サービスを提供して参ります。 <サイバーリスクへの対応について> 2017 年 6 月に開催された国際海事機関の第 98 回海上安全委員会にて、「安全管理システムに おける海事サイバーリスクマネジメント」に関する決議がなされ、2021 年 1 月 1 日より後の最初 の適合証書(DOC)の年次審査までにサイバーリスクが安全管理システムで適切に対処されている ことが推奨されています。

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