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シーアールイー/EC 物流企業向けのBTS 型倉庫開発に着手

物流不動産・施設 2023.06.17

EC 物流企業向け BTS 型倉庫開発着手に関するお知らせ

株式会社シーアールイー(代表取締役社長/亀山忠秀 本社/東京都港区)は当社子会社である株式会社 ブレインウェーブ(以下、「ブレインウェーブ」)が行う流通インフラプラットフォーム事業「はぴロジ」の提携倉庫会社の 1 社である塚本郵便逓送株式会社(以下、「塚本郵便逓送」)向けに BTS 型倉庫※1を開発し、当社のマスタ ーリース事業を通して塚本郵便逓送と協業することが決定しましたのでお知らせいたします。 当社は物流不動産の管理・開発・アセットマネジメントをワンストップで提供する物流不動産のサービスプロバイダ ーであり、近年は事業ビジョンとして「世界の人とモノをつなぐ物流インフラプラットフォームとして NO.1 企業グループ」 を掲げ、子会社・アライアンス先企業との協業を中心に、従来の物流不動産に関わるトータルサービスの提供のみな らず、物流に関する様々なサービスを提供しております。 ブレインウェーブは、EC 事業者に対しては付加価値の高い物流サービスとの連携を、物流会社・倉庫会社に対し ては空きスペース・空き労力を活用した受注獲得の機会を提供できる流通インフラプラットフォーム事業「はぴロジ」を 運営しております。全国 80 超の拠点の物流会社・倉庫会社と提携して組織化し、それらの物流会社・倉庫会社 が利用する WMS とデータ連携ができる自動出荷管理システム「ASIMS」を EC 事業者に提供し、シェアリングエコ ノミー型の流通インフラプラットフォームを提供しております。2018 年 5 月に当社の子会社となって以降、当社の顧 客基盤を活用して全国の提携倉庫会社数を増加させつつ、大型の EC 事業者との取引も開始するなど、年々そ の取扱高を拡大させております。 塚本郵便逓送は富山県に本社を有し、1927 年より郵便逓送会社として郵便物の輸送と集配業務を行ってま いりました。近年は上記以外の分野の物流業務にも展開を開始し、2017 年 9 月にブレインウェーブとの提携をし たことをきっかけに EC 物流分野にも本格参入しました。 今般、ブレインウェーブからの取扱量が急拡大した結果、自社の倉庫スペースが不足している状況であり、自社の オペレーションに合致する賃貸用物流施設が需要地には存在しなかったため、当社から BTS 型倉庫開発の提案を 行い、自社物流センターの設置となりました。当該物流センターの概要は以下の通りです。

■物流センターの概要

所 在 地:富山県富山市境野新 124 番 1 他

敷地面 積:16,644.24 ㎡(5,034.88 坪)

延床面 積:7,209.86 ㎡(2,180.98 坪)

用途地 域:工業地域

構造規 模:鉄骨造平屋建て

着 工: 2020 年 12 月

竣 工: 2021 年 6 月

本物件を開発する地域となる富山県は、日本海側の中央に立地し3大都市圏いずれにも翌日配送可能な距 離にあること、道路整備率全国 1 位※2 で物流インフラが整備されていること、及び BCP の観点から台風や地震な どの自然災害が少ないことから、物流拠点の構築に適した地域となっております。 当社は近年、物流施設に特化した上場 REIT(CRE ロジスティクスファンド投資法人)だけでなく、中小型倉 庫を対象アセットとする私募ファンド(CRE マスターリースファンド)を組成しておりますが、本物件も将来的には当 該 REIT 又はファンドへの組入を計画しております。 ブレインウェーブは当社のグループ会社となって以降、大量出荷かつ多機能を求める EC事業者との取り組みが加 速していることから、当社の物流不動産サービスに加え、物流インフラプラットフォームを構成する他のアライアンス企 業とも連携したサービスを提供することで顧客満足度の向上を図り、提携倉庫会社とともに成長を図ってまいります。

※1 BTS 型施設(Build To Suit の略)とは、特定のテナントの施設ニーズに応じた開発を行い賃貸すること。

※2 国土交通省 「道路統計年報 2019」

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