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シーアールイー/経常利益は前年比193%増(2020年7月期 決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

2020年7月期  決算短信〔日本基準〕(連結)
単位・百万円  

       売上高     営業利益   経常利益  当期純利益

2020年7月期 41,194 72.1   4,228 156.1   4,049 193.0  2,611 274.9

2019年7月期 23,941 △28.7  1,651 △48.2  1,382 △55.5  696 △66.9

(注)包括利益 2020年7月期 3,141百万円 (224.9%) 2019年7月期 966百万円 (△55.3%)

(略)

(1)当期の経営成績の概況

① 当期の経営成績

当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用環境に改善が見られ、景気は緩やかな回復基調が続いて おりました。しかしながら、消費税の増税、米中通商問題に加え、新型コロナウイルス感染症の世界的な広がりか ら先行き不透明な状況にあります。経済活動は徐々に再開されておりますが、新型コロナウイルス感染症の影響が 引き続き見られ、景気は極めて厳しい状況にあります。 しかしながら、政府による新型コロナウイルス感染症に係る緊急事態宣言発令中も社会インフラとして物流サー ビスは維持されました。また、各自治体からの外出自粛要請を背景に、e コマースの利用が広がりを見せ、今後も オンライン消費の拡大や在庫拡大による物流施設需要の増加は期待されております。 このような事業環境のもと、不動産管理事業では、物流インフラプラットフォームの新たなサービスラインアッ プとして、低温物流市場への冷蔵・冷凍車両のリース・レンタル事業を開始いたしました。また、経営効率化及び 不動産管理事業のより一層のサービス向上のため、2018年12月に連結子会社化しました株式会社ロジコムを2020年 8月1日で合併するための体制を構築いたしました。物流投資事業では、関西圏で初めて取り組んだ物流施設が竣 工し、テナントの誘致も完了いたしました。今後も首都圏以外での物流施設の開発を推進させ、CREロジスティ クスファンド投資法人の受託資産残高の拡大に貢献し、同投資法人からの運用報酬によるストック収益を積み上げ てまいります。アセットマネジメント事業では、不動産管理事業が保有する物流不動産を投資対象としたクラウド ファンディング事業を開始いたしました。非上場の不動産投資商品を少額から投資することができ、幅広い投資家 に対して投資機会を提供できる環境が整うことになりました。 また、電子商取引市場の拡大のみならず、オムニチャネルに対応した物流ネットワークの構築、物流施設内の効 率化や省人化、物流トラックドライバーの人手不足と働き方改革等、物流を取り巻く環境は大きく変化しておりま す。 当社の事業ビジョン”世界の人とモノをつなぐ物流インフラプラットフォームとしてNO.1企業グループ”に基 づき、アライアンス先企業との協業を中心に、従来の物流不動産に関わるトータルサービスの提供のみならず、物 流に関する様々なサービスを提供し、今後もこれらの変化に対応してまいります。 当連結会計年度の事業活動の結果、売上高41,194,446千円(前年同期比72.1%増)、営業利益4,228,747千円 (前年同期比156.1%増)、経常利益4,049,201千円(前年同期比193.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益 2,611,737千円(前年同期比274.9%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

<不動産管理事業>

不動産管理事業につきましては、高稼働を維持しつつ収益性の向上を目指した結果、2020年7月末時点での管理 面積は約162万坪となりました。マスターリース物件が前期に引き続き高い稼働率を維持したこと、管理面積が堅 調に推移したことから、安定的に収益が計上されました。加えて、当社開発物件であるロジスクエア各物件へのリ ーシング及び2018年12月に連結子会社化しました株式会社ロジコムの業績が寄与したことから、売上高は 23,060,160千円(前年同期比7.0%増)、営業利益は2,163,844千円(前年同期比22.6%増)となりました。

<物流投資事業>

物流投資事業につきましては、当社開発物件である「ロジスクエア千歳」、「ロジスクエア上尾」及び「ロジス クエア三芳」をCREロジスティクスファンド投資法人へ売却いたしました。好調な物流不動産投資市場に加え、 適切なコンストラクション・マネジメントによる開発費用の削減の結果、売上高は17,646,131千円(前年同期は 1,602,073千円の売上高)、営業利益は2,521,378千円(前年同期は207,103千円の営業利益)となりました。

<アセットマネジメント事業>

アセットマネジメント事業につきましては、CREロジスティクスファンド投資法人が2020年1月と2020年7月 の2回の公募増資及び資産取得を行ったことにより、2020年7月末時点での受託資産残高は91,583百万円となりま した。これにより、アセットマネジメントフィー等が順調に計上されたことに加え、運用資産の取得に係るアクイ ジションフィー等を計上した結果、売上高は971,536千円(前年同期比23.3%増)、営業利益は503,775千円(前年 同期比23.9%増)となりました。

② 今後の見通し

次期につきましては、ストックビジネスの最大化を図るべく、管理受託面積やアセットマネジメント受託資産残 高の拡大に注力することで収益基盤の更なる強化を進めてまいります。また、当社開発物件について順次売却を見 込んでおります。 事業ビジョンである”世界の人とモノをつなぐ物流インフラプラットフォームとしてNO.1企業グループ”を目 指し、アライアンス先企業との協業による収益機会の多様化や新規ビジネス機会の創出を図り、物流インフラプラ ットフォーム全体へ事業領域を拡大しながら、安定した収益構造を構築してまいります。 これにより、売上高54,700,000千円、営業利益5,000,000千円、経常利益4,500,000千円、親会社株主に帰属する 当期純利益2,900,000千円を見込んでおります。

(略)

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