NEWS

物流ニュース

ニチレイ/低温物流事業は増収増益(2021年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

2021年3月期  第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
単位・百万円  

            売上高    営業利益   経常利益 当期純利益

2021年3月期第1四半期 138,054 △3.3  7,861 14.5  8,100 14.1  5,358 19.9

2020年3月期第1四半期 142,803 1.1   6,867 4.4   7,096 2.4  4,471 △3.0

(注)包括利益 2021年3月期第1四半期 3,858百万円 (△3.3%) 2020年3月期第1四半期 3,989百万円 (△21.6%)

(略)

① 業績の概況

当第1四半期累計期間における世界経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大による経済停滞に より、急速に悪化しました。米中貿易摩擦の長期化に加え、新型コロナウイルス感染症と共存する状況が続くな か、景気の先行きは極めて厳しい状況が続きました。また、わが国経済においても、輸出や消費の減少、企業業 績や雇用環境の悪化など厳しい状況となりました。 食品業界では、外出自粛要請の影響による外食需要の落ち込みと内食需要の高まりに加え、訪日外国人の急減 に伴うインバウンド消費の激減など、市場に大きな変化が生じ、その対応を求められました。また、食品物流業 界においては、通信販売や個人宅配に関連する物流需要が高まるなか、労働力不足や車両調達コストなどの上昇 に対応すべく、先端技術を活用した自動化や省力化への動きが加速しました。 当社グループは、生活を支える社会的基盤として企業活動を行うとともに、2年目となった中期経営計画 「WeWill 2021」(2019年度~2021年度)を一層推進するため、経営環境の変化を的確に捉えながら「持続的な利 益成長」と「豊かな食生活と健康を支える新たな価値の創造」の実現に向けた施策に取り組みました。 この結果、グループ全体の売上高は、外食向け販売の減少などにより、1,380億54百万円(前期比3.3%の減 収)となりました。利益面では、生産性改善、業務効率化や経費抑制などにより加工食品事業と低温物流事業を 中心にグループ全体の減収をカバーし、営業利益は78億61百万円(前期比14.5%の増益)となり、経常利益は81 億00百万円(前期比14.1%の増益)となりました。 特別利益は19百万円となる一方、特別損失は、固定資産除却損など総額は1億85百万円となりました。 以上により、親会社株主に帰属する四半期純利益は53億58百万円(前期比19.9%の増益)となりました。

(略)

② セグメント別の概況

(略)

(ニ)低温物流事業

物流ネットワーク事業や地域保管事業の売上げが好調に推移したことにより、海外事業の為替換算影響を吸 収し増収となりました。営業利益は、保管事業において在庫が高水準で推移したことや、業務効率化に努めた ことで増益となりました。(略)

国内

巣ごもり需要の高まりを背景にTC(通過型センター)事業の取扱いが拡大したことや、保管貨物の在庫量 が高水準で推移したことなどにより増収となりました。利益面では増収効果に加え、業務効率化に努めたこと や経費の抑制などにより増益となりました。

海外

欧州地域は果汁貨物の取扱いが拡大したことや、小売店向け配送業務などの運送需要を着実に取り込み現地 通貨ベースでは増収・増益となりました。海外事業全体では為替換算影響もあり減収・増益となりました。

(略)

Translate »