大和物流/「滋賀物流センター」の建て替え工事に着手 物流不動産・施設 2023.06.17 「滋賀物流センター」の建て替え工事に着手しました 2020/07/22プレスリリース 大和ハウスグループの大和物流株式会社(本社:大阪市、社長:木下健治)は、本日、滋賀県湖南市の物流施設「滋賀物流センター」の建て替え工事に着手しましたので、お知らせします。 完成予想図 1.建て替え概要 滋賀県は、北陸・中京・京阪神の三経済圏を結ぶ交通の要衝であり、広域交通の利便性などから、製造業の拠点が多く、物流ニーズも高い地域となっています。一方で、市街化調整区域が多く物流施設の新規立地が難しい希少地域にもなります。 そのような滋賀県湖南市で、当社は2003年5月に滋賀物流センター(以下「本センター」)を開設。建材や住宅設備機器の保管・輸配送拠点として稼働を開始しました。2018年1月には、これらの貨物の取り扱い物量の拡大を受けて、増築棟を開発し、運営して参りました。 そしてこのたび、今後のさらなる物流需要の増加を見込み、既存棟を延床面積2,918.72㎡(882.91坪)の平家建から、15,285.00㎡(4,623.71坪)の地上3階建に建て替えることを決定しました。 本センターは、2021年7月末の竣工を予定していますが、建て替え工事中は増築棟で営業を継続します。 ●滋賀物流センター延床面積 2.本センターの特長 (1)重量物の取扱いに最適な仕様 トラックバースは、低床式ホームを採用し、荷重2.8tの天井クレーンを設置するため、建材などの重量物の取り扱いに最適な仕様です。また、10mの庇で天候に左右されない入出庫が可能です。 (2)生産拠点に近く交通利便性に優れた立地 本センターは、名神高速道路「竜王インターチェンジ」から約10㎞、名神高速道路「栗東湖南インターチェンジ」から約11㎞の距離にあります。 滋賀県湖南市には県内最大級の湖南工業団地が造成され、名神高速道路や国道1号、国道8号などへの交通利便性から、企業の生産拠点が数多く立地しており、製造業向けの物流拠点としても適しています。 広域図 3.本センターの運用について 本センターは、その立地特性を活かし、建築・建材や産業機器などの製造業やサプライヤー向けの調達物流※1・販売物流※2の物流センターとして運用する計画です。保管・在庫管理だけでなく、各種流通加工や共同配送など、幅広い顧客ニーズに対応した物流サービスを提供します。 また、本センターから約10.5㎞の距離にある「滋賀竜王物流センター」(2020年3月竣工・延床面積15,925.81㎡)と連携することで、効率的な業務体制を構築し、安定的な施設運営を図ります。 ※1.メーカーの工場等で製品を生産するために必要な原材料や部品を調達するための物流 ※2.完成した製品を顧客へ届けるための物流 4.施設概要 名 称 大和物流株式会社「滋賀物流センター」 所在地 滋賀県湖南市朝国字東261-1ほか13筆 敷地面積 14,722.85㎡(約4,453.66坪) 延床面積 既存棟:15,285.00㎡(約4,623.71坪) 増築棟:3,432.00㎡(約1,038.18坪) 合 計:18,717.00㎡(約5,661.89坪) 構造・規模 鉄骨造地上3階建・低床式バース 床荷重 1階:2.0t/㎡、2階:1.5t/㎡、3階:1.5t/㎡ 搬送設備 貨物用エレベータ2基(3.6t:1基、4.6t:1基) 垂直搬送機1基(1.5t) 最寄りIC 名神高速道路「竜王IC」から約10.0㎞ 最寄り駅 JR草津線「三雲駅」から約1.0㎞ 設計・施工 大和ハウス工業株式会社 着工日 2020年7月22日 竣 工 2021年7月末予定 稼 働 2021年8月予定 大和物流について 当社は1959年に大和ハウス工業株式会社の物流子会社として設立し、今年で創立61年を迎えます。建築・建材物流をコア事業とした総合物流事業のほか、お客さまのニーズに合わせた物流施設開発を全国で進め、現在、自社で管理・運営する物流施設は、92ヵ所・総延床面積約27万坪(2020年6月末時点)に上ります。また、日本国内のみならず、グローバルへの展開も積極的に進めています。 <参考> 既存棟・増築棟配置