大和ハウス工業/住宅専門工場の奈良工場を建替え SCM・製造拠点 2023.06.17 日本初の住宅専門工場 奈良工場を建替えました 大和ハウス工業株式会社(本社:大阪市、社長:芳井敬一)は、奈良工場(奈良県奈良市)の建替えを進めてきましたが、全棟が完成しこのたび本格稼働を開始しました。 当社は創業以来、「建築の工業化」を企業理念として、創業商品「パイプハウス」やプレハブ住宅の原点「ミゼットハウス」を開発し、住宅産業の発展に寄与してきました。 1965年4月12日、戦後のベビーブームなどによる住宅の需要拡大を見据え、当時の最先端設備を導入した日本初のプレハブ住宅量産専門工場となる大和ハウス工業奈良工場の操業を開始し、全国に住宅部材を供給しました。さらに1973年11月、本工場内に住宅業界初の実物大家屋の全天候試験ができる環境試験室(※1)を設け、住宅商品の性能・品質を向上させるべく、総合的な試験を行いました。 2013年3月には奈良工場が建設から約半世紀を経過したことに伴い、大規模地震や台風、局地的な豪雨等の自然災害に備えて、第一工場から建替えを開始しました。そして、2020年1月に第四工場が竣工し、戸建住宅や賃貸住宅、事務所、商業施設などの生産工場として奈良工場を本格稼働する運びになりました。 当工場は、次世代環境配慮型工場「D’s SMART FACTORY(ディーズ スマート ファクトリー)」の技術を採用し、防災性を高めたうえで工場全体をまるごとショールームとし、工場・事務所等の建設を検討している法人のお客さま向けにも広く活用します。 当社は、これからも住宅の生産性向上と環境負荷低減に努めるとともに、最先端の技術を搭載した住宅商品を量産し、良質な住宅ストックの形成に寄与します。 ※1.1980年、総合技術研究所(奈良県奈良市)に統合 ●開業当時のようす ●建替え後の工場内のようす ■奈良工場の概要 建替え前 建替え後 名称 奈良工場 延床面積 102,620㎡ 84,363.6㎡ 敷地面積 142,900㎡ 各工場の役割 第一工場:集積・工場デポ(住宅系) 第二工場:木工パネル生産(住宅系) 第三工場:外壁パネル生産(住宅系) 第四工場:鉄骨工場(住宅系) 第一工場:外壁パネル生産(住宅系) 第二工場:鉄骨生産(住宅系) 第三工場:鉄骨生産(建築系) 第四工場:集積・工場デポ(住宅系) 事業内容 住宅系部材の生産と部材の現場搬送 住宅・建築系部材の生産と部材の現場搬送 主要生産品 住宅系鉄骨部材、外壁パネル、木質パネル 住宅系鉄骨部材、外壁パネル、木質パネル、建築系鉄骨部材 出荷エリア 近畿圏2府4県(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県) 近畿2府4県(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県)・中四国・北陸 お問い合わせ先 大和ハウス工業株式会社奈良工場総務課 :所在地:奈良県奈良市西九条町4丁目2番地2号 :TEL:0742-64-1500 奈良工場 URL https://www.daiwahouse.co.jp/business/production/factory/nara.html ■工場のあゆみ 時 期 内 容 1965年4月12日 建替え前 奈良工場第一工場完成 1967年 第二工場完成 1970年 第三・第四工場完成 2013年 3月 建替え後 第一工場建替え工事着工 2013年12月 第一工場操業開始(竣工:2013年10月) 2014年 9月 第二工場建替え工事着工 2015年 9月 第二工場操業開始(竣工:2015年5月) 2016年 8月 第三工場建替え工事着工 2017年 9月 第三工場操業開始(竣工:2017年6月) 2019年 4月 第四工場建替え工事着工 2020年 4月 第四工場操業開始(竣工:2020年1月) 2020年7月 本格稼働(※2) ※2.7月16日の工場完成見学会をもって本格稼働としています