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シーアールイー/大型物流施設「ロジスクエア三芳」が竣工

物流不動産・施設 2023.06.17

大型物流施設「ロジスクエア三芳」竣工

株式会社シーアールイー(代表取締役社長/亀山忠秀 本社/東京都港区)は、埼玉県入間郡三芳町に おいて開発を進めていた物流施設「ロジスクエア三芳」が竣工しましたのでお知らせいたします。なお、「ロジスクエ ア三芳」は、竣工に先立ち契約率 100%となっており、文具・オフィス家具メーカーのプラス株式会社のグループ 企業であるプラス ロジスティクス株式会社(http://www.plc.co.jp)が一棟全フロアを賃借し、2020 年 7 月より同社の専用施設として稼働する予定です。

「ロジスクエア三芳」は、関越自動車道「所沢」インターチェンジより約 5.4km に位置し、国 道 254 号線(川越街道)、国道 463 号線(浦和所沢バイパス)へのアクセスも容易です。なお、 「ロジスクエア三芳」から 0.6km に位置する「三芳」スマートインターチェンジは、フルインタ ーチェンジ※1 及び車種拡大への新規事業化が決定※2 されており、連結する周辺道路を含めた整備事業が推進されております。このフルインターチェンジ化により、「ロジスクエア三芳」の交通 利便性は格段に向上します。埼玉県南部、特に所沢・三芳・ふじみ野エリアは、都心部へのアク セスにも優れ、物流拠点立地として県内でも有数のニーズの高いエリアです。周辺は倉庫・工場 が多く、24 時間稼働が可能な立地条件を備えており、物流施設としてのロケーションは極めて良 好です。 「ロジスクエア三芳」は市街化調整区域内に立地しておりますが、都市計画法第 34 条 12 号の区 域指定により、適法に賃貸用物流施設の開発が可能であり、倉庫業法に基づく営業倉庫登録も可 能です。

※1 フルインターチェンジについて 一般道との連絡のために高速道路の途中に建設されるインターチェンジのうち、上り線出口・入口、下り線出 口・入口の 4 つの出入口が備わったもの

※2 参考資料 国土交通省(スマートインターチェンジの新規事業化・準備段階調査について) https://www.town.saitama-miyoshi.lg.jp/town/keikaku/documents/smart_kunihoudou0630.pdf

三芳町ホームページ(三芳スマートICフル化整備)

https://www.town.saitama-miyoshi.lg.jp/town/keikaku/miyoshi_sic.html

「ロジスクエア三芳」は 18,807.19 ㎡の敷地に地上 4 階建て、延べ面積 40,752.16 ㎡の大型 物流施設で、ワンフロアが約 2,980 坪(3 階のみ約 2,520 坪)、3 階部分へ大型車両が直接乗り 入れ可能なスロープを設け、トラックバースを 1 階及び 3 階に備えたマルチテナント対応型の施 設であり、将来複数テナントへの分割賃貸が容易な施設となっております。出入口は大型トラッ クの軌跡に配慮した 24.5m幅の大型切下げを設け、1 階及び 3 階のトラックバースは大型トラ ック計 44 台が同時接車可能であり、8 台分の待機スペースと合わせて、効率的な入出庫オペレ ーションを実現します。 倉庫部分の基本スペックとして、外壁には金属断熱サンドイッチパネル、床荷重は 1.5t/㎡、 有効高さは各階 5.5m 以上(一部除く)、平均照度は 300 ルクス以上、荷物用エレベーター(4.1 t)、垂直搬送機をそれぞれ 4 基ずつ設置、且つ、将来対応として荷物用エレベーターと垂直搬 送機の追加設置や事務室の増設、倉庫内の空調機設置などの入居テナントの将来ニーズにも一定 の対応ができる仕様として、マルチテナント型物流施設としての汎用性を考慮した当社の基本ス ペックを満足する施設となっております。 構造計画では、柱スパンを 12mとすることで大型トラックの 1 スパン3台接車を実現し、4 階は柱本数を減らすことによりフレキシブルで保管効率の高い設計を行い、さらに、各階 2.0t フ ォークリフトの走行にも対応しております。また、1 階~3階には、大地震時のエネルギー吸収 性能に優れ、構造物の揺れの低減、損傷の制御を可能とする耐震ブレースを採用し、耐震性能を 向上させた建物となっております。 外構のトラックヤードや待機スペースなどの大型トラックが通行するエリアの舗装には、わだ ち掘れができにくい高耐久性アスファルト舗装を採用しております。従来のわだち掘れ対策であ る「半たわみ性舗装」と比較して舗装面がアスファルト色な為、誘導ラインなどの視認性を高め ることで場内の安全性を向上させ、車両のタイヤ跡を目立たせないことで舗装面の恒久的な美観維持に寄与します。 また、非常時用電源供給装置※3 の設置、当社開発物件の標準装備である緊急地震速報システム の導入や AED の設置などは、入居テナントの BCP(事業継続計画)策定の一助になるものとな っております。 環境対策としては、入居テナントの BCP 対応へのサポートは勿論のこと、全館 LED 照明の採 用や人感センサー、節水型衛生器具の採用等により、CASBEE 埼玉県の A ランク認証及び BELS 評価(★★★★★ファイブスター)※4 を取得しており、第三者機関による認証により、環境や省 エネルギーに配慮した施設であることが評価されております。 さらに、LED 照明は働く方々の職場環境を考慮して、従来の昼光色よりも身体へのストレスを 軽減すると言われる温白色器具を採用しております。 施設のサイン計画としては、三芳町の特色をテーマにしたフロアカラーを採用し、有効高さ、 床荷重、照度などの倉庫機能を可視化したデザインにより、庫内オペレーションの安全面や機能 面での向上を図り、また、アメニティとして休憩室、ユニバーサルトイレ、ドライバー専用トイ レ、改正健康増進法に対応した喫煙室の設置を行い、サインのデザインと合わせて働く方々の快 適性を高めるための工夫を取り入れております。 さらに、今後「ロジスクエア三芳」の屋根を太陽光発電事業者に賃貸し、屋根全面に出力 751 キロワットの太陽光発電設備を設置することを予定しております。「ロジスクエア三芳」は、当該 発電設備より発電した電力の供給を受けて自家消費(自立型電源)し、環境に優しい自然エネル ギーを活用することで、ESG、SDGs 等に対する意識の高まりや、社会的課題へ向けた取り組み を推進してまいります。

※3 非常用電源供給装置について 停電時にフォークリフトのバッテリーを非常用電源としてコンセントや照明器具に利用できる装置です。

※4 BELS 評価について 国土交通省が推進している建築物の省エネルギー性能を評価・表示する統一的な公的指標であり、 Building Energy-efficiency Labeling System の略語で、最高評価が★★★★★ファイブスターとなります。

■ロジスクエア三芳の概要

施設名称 : ロジスクエア三芳

所 在 地 : 埼玉県入間郡三芳町

敷地面積 : 18,807.19 ㎡(5,689.17 坪)

主要用途 : 倉庫(倉庫業を営む倉庫)

構造規模 : 鉄骨造 地上4階建て

延べ面積 : 40,752.16 ㎡(12,327.52 坪)※付属建物含む

着 工 : 2019 年 3 月 28 日

竣 工 : 2020 年 6 月 29 日

設計施工 : 株式会社初雁工務店

監理監修 : 株式会社 INA 新建築研究所

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