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物流ニュース

メディパルホールディングス /「札幌ALC」竣工および移転

物流不動産・施設 2023.06.17

連結子会社(株式会社メディセオ)の 「札幌ALC」竣工および移転に関するお知らせ

当社連結対象の完全子会社である株式会社メディセオは、2020年6月27日に 「札幌ALC※」を、札幌市内に竣工し移転することとなりましたので、下記のとおりお知らせ いたします。 ※ALC(Area Logistics Center):医療用医薬品や医療材料等を取り扱う高機能物流センター

1.竣工の趣旨

当社グループでは、医薬品の流通において製薬企業から医療機関まで安全・安心・効率的に結 ぶ体制を構築するべく、ALCの全国への拡大を進めております。 現在、ALCは12拠点(神奈川、南大阪、名古屋、札幌、東北、南東京、福岡、埼玉、岡山、 南九州、関東、広島(竣工順))で稼働しており、利便性を向上させた高機能の物流サービスを 多くの医療機関にご利用いただいております。 株式会社メディセオは、北海道エリアの物流拠点として2011年より北広島市にて 「札幌ALC」を稼働してまいりましたが、このたび札幌市内に移転し、医療機関の利便性を高 めるとともに、豊富な商品在庫、GDPガイドライン※に準拠した高水準の物流機能により、適 正な物流品質を実現してまいります。 ※GDP(Good Distribution Practice)ガイドライン:2018年12月に厚生労働省が発出した、 医薬品の適正流通ガイドライン

2.札幌ALCの概要

(1)名 称 株式会社メディセオ「札幌ALC」

(2)所 在 地 北海道札幌市白石区中央一条二丁目1-37

(3)敷地面積 5,580㎡(1,688坪)

(4)建築面積 3,905㎡(1,181坪)

(5)延床面積 7,961㎡(2,408坪)

(6)構 造 鉄骨造、地上2階建

3.札幌ALCの特長

(1)医薬品・医療材料・医療機器・臨床検査試薬など、医療に関わる全ての商品を取り扱う

都市型フルラインセンター お得意様に近い立地に、17 ,000SKU※以上の商品を取り揃え、お得意様へ直 接お届けすることにより、受注から納品までのリードタイムを短縮いたします。

※SKU(Stock Keeping Unit):最小管理単位

(2)高い受注納品率を実現する需要予測システム

独自に開発した需要予測システムにより在庫を適正管理。過剰在庫や品切れが生じな いように1品目ごと適正にコントロールし、定時・適量の納品を実現いたします。

(3)物流精度向上と高生産性を実現する技術開発

独自のマテハン技術と情報システムにより、正確な在庫管理と効率的な倉庫内作業、 配送作業を行い、信頼性と生産性を高めております。

(4)万全のサスティナビリティ(持続可能性)とセキュリティ

商品ラックに棚免震装置「ミューソレーター」を施すとともに、自家発電設備、瞬時 電圧低下補償装置※、災害時の緊急配送用バイクを配備。システム・通信の二重化などに より地震などの自然災害時にも、安定して供給できる体制を整えております。 また、新型コロナウイルス感染症対策として従業員の検温・体調管理および納品箱を はじめ館内の消毒を徹底しております。

※瞬時電圧低下補償装置:電圧低下を検出後、千分の1秒で蓄電池に切り替える装置。停電 時も、自家発電設備が起動するまでの間、供給し続けることでデータの破損やズレを防止。 また、復電時は自動的に蓄電池へ充電いたします。

(5)GDPガイドラインに準拠した高水準の物流機能

温度管理:保冷庫前室扉を二重構造とすることで、外気の侵入をブロック。保冷庫前室・ 本室とも2℃から8℃を常時キープすることが可能。 偽薬対策:IDカードを使った入退館システム・金属探知機・ITVカメラ※により、部 外者が出入り不可能な環境を構築。 衛生管理:埃・塵対策として、床素材にノンワックスリュームカーペットを採用。また、 総合環境衛生管理(防虫防鼠・空気環境測定)により万全の衛生管理を実現。 SOP(Standard Operating Procedures):GDPガイドラインに準拠した標準作業手 順書を整備。

※ ITV(Industrial Television)カメラ:工業用に用いる監視カメラ

4.設備投資額

総額 約15億円(建物、設備、機器等)

5.カバーエリア

札幌圏及び道内(旭川、釧路、帯広、函館の各FLC※)への供給

※FLC(Front Logistics Center):ALCと連携して、顧客に近い場所で商品の安定供給を 支える営業兼物流拠点

6.出荷額(稼働当初)

年間 約220億円(予定)

7.稼働開始時期

2020年7月¥

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