商船三井/米国ワシントン州でのメタノール生産・輸出プロジェクト出資に参画 SCM・製造拠点 2023.06.17 米国ワシントン州でのメタノール生産・輸出プロジェクト出資参画 2020年06月16日 株式会社商船三井(社長:池田潤一郎、本社:東京都港区、以下「当社」)は、米国ワシントン州でメタノール生産・輸出プロジェクト(以下、「本プロジェクト」)を行うノースウェストイノベーションワークスカラマ社(Northwest Innovation Works Kalama, LLC 、以下、「NWIWK」社)に出資参画し、当社は輸送面で本プロジェクトをサポートします。 本プロジェクトは、北米産の天然ガスを利用して年間360万トンのメタノールを生産し、主に需要の成長が見込まれるアジア域へ輸出する計画であり、20億米ドル以上の総事業費を想定しています。プラントの建設・操業に必要な許認可を取得した後に最終投資決定を行い、2024年のメタノール生産開始を目指します。 本プロジェクトが生産するメタノールは、生産プロセスで排出する二酸化炭素の量を石炭由来のメタノールに比べ約90%減少させることが出来、年間9.6~12.6百万トン、自動車換算で凡そ220万台分の二酸化炭素排出削減が期待されます。加えて、メタノール生産工場で発生する排水をゼロとする技術を活用することで、生産プロセスにおける環境負荷を極力減少させるものです。 当社は検討段階から参画し、輸送効率の向上や環境負荷の低い代替燃料の導入、停泊中の二酸化炭素排出抑制策の検討、IOTを駆使した安全運航支援の導入といった当社の環境負荷低減技術や高度安全運航支援技術を組み合わせることで、世界最高水準の安全と環境に配慮したサービスを提供します。 【NWIWK社概要】社名:Northwest Innovation Works Kalama,LLC設立:2014年1月代表者:Simon Zhang所在地:米国、ワシントン州 (米国法人)事業内容:天然ガスによるメタノールの生産及び販売輸出