神戸市/六甲山でドローン配送実用化に向けた実証実験を実施 物流システム 2023.06.17 六甲山にてドローン配送実用化に向けた実証実験を実施します!―「先進」都市神戸が目指す「Human×Smart」な都市づくり― ここから本文です。 記者資料提供(令和2年6月12日)企画調整局つなぐラボ 神戸市では、「Be Smart KOBE」として、先進的な技術を活用して社会課題を解決する取り組みを推進しています。この取り組みの一環として、下記の通り、株式会社トルビズオン(代表取締役社長:増本 衛、以下「トルビズオン」)が六甲山にてドローン配送実用化に向けた実証実験を実施します。 この実証実験を通じて、トルビズオンの上空シェアリングサービス「sora:share」のビジネスモデルの実証、ドローン配送の社会受容性・技術検証などが行われます。 地権者の上空使用許可・合意を得て空の道を設計する「sora:share」の活用により、『今まで以上に便利な暮らし&空貸し出しによる収益化』という地域の皆様に利益のあるビジネスモデルの構築が期待されます。 1.背景 最先端技術として活用されるドローンは、モノの運搬や測量、災害援助等、世界中で実用化が進みつつあります。とりわけ昨今、感染症によるリスクが高まる中で非接触によるラストワンマイル配送の重要性は高まっています。また、ドローンを用いた運搬は物流業界の人手不足問題の解消や環境問題、感染症リスクの低減等の社会課題の解決に寄与する可能性があります。 また、今回の実施地域である六甲山上は、これまで観光地として、多くの方々を魅了してきましたが、withコロナの時代に新たな働き方が模索される中で働く場所・暮らす場所として、密な都市空間から、豊かな自然環境溢れる場所への価値観の変化が進んでおり、今後の可能性を大きく秘めている地域でもあります。 本年5月28日には、この六甲山上を、自然の中で心豊かに、発想を広げて働くことのできるビジネス拠点としていくための「六甲山上スマートシティ構想」を発表しました。 この構想を実現するため、民間事業者が主体となって取り組む最先端テクノロジーを活用した実証事業の支援を通じて、新たなビジネスモデル、市民サービスの創出を目指します。 2.実証実験概要 (1)検証項目 空中利用権の賃借、ドリンク・菓子・加工食品など生活必需品混載配送、商品温度管理調査、一般用医薬品(第2類)の配送、六甲山上空における携帯電波の有効性、社会受容性(土地所有者、近隣にお住まいの方等の理解)等の検証を行います。 (2)実施日時 令和2年6月18日(木曜) 9:30~12:30 (天候により延期。予備日は19日(金曜)、25日(木曜)、26日(金曜) 各9:30〜12:30) (3)当日のタイムスケジュール(天候や道路交通状況により変更可能性あり) 第1便 往路:10:30@鉢巻展望台離陸 復路:11:15@記念碑台離陸 第2便 往路:11:45@鉢巻展望台離陸 復路:12:00@記念碑台離陸 各々飛行時間は片道5分程度 (4)運搬物 第1便 小売店商品、一般用医薬品、神戸市広報物の混載 第2便 温度管理が必要な飲食物 (5)離発着場所 離陸地点:鉢巻展望台:灘区六甲山町南六甲 着陸地点:記念碑台(六甲山ビジターセンター):灘区六甲山町北六甲123 (6)飛行ルート 下図を参照 ※画像提供:株式会社SkyDrive (7)使用する機体 機体重量12.7kg(バッテリー込)、自動運航型、最大積載量は10kg (8)飛行体制 予め設定された飛行経路をGPS環境下で自律飛行し、必要に応じて操縦者が制御に介入可能。また、中間観測地点(ROKKOSAN SILENCE RESORT GRILL(灘区六甲山町南六甲1034))に補助者を派遣し、飛行状況を目視確認。 (9)保険適用 空の利用権を貸し借りするビジネスモデル創出を目指すトルビズオンが、損害保険ジャパン日本興亜と開発した独自保険”sora:share保険”を適用。物的、人的損害が生じた場合に、実証実験の実施者であるトルビズオンが、土地所有者・運航者を補償対象として、最大1億円まで補償する。 3.主な関係機関・役割 関係機関 役割 株式会社トルビズオン プロジェクトマネジメント 飛行ルートの地権者調整(空の道設計) セイノーホールディングス株式会社 物流業、温度管理 株式会社SkyDrive ドローンの機体提供 現地でのオペレーション 成ワ薬品株式会社 医薬商品提供 ソフトバンク株式会社 通信提供 株式会社阪急阪神百貨店 神戸阪急 飲食物提供 ※ 神戸市は各種調整・支援 4.実証事業延期等の連絡 実証事業の延期等に関しては6月16日(火曜)18時時点で判断し、下記のSNSにてご案内いたします。 「Be Smart KOBE」公式ツイッターアカウント:https://twitter.com/smart_kobe 《参考》 1.「Be Smart KOBE」とは 世界が将来直面する人口減少や高齢化、エネルギー転換などの課題を、「先進」的な技術を活用しつつ、人間中心の目線で解決することを目指し、「Human×Smart」な都市づくりに取り組むプロジェクト。 「Be Smart KOBE」プロジェクト : https://www.besmartkobe.com 「Be Smart KOBE」公式ツイッターアカウント:https://twitter.com/smart_kobe 2.「sora:share(ソラシェア)」とは トルビズオンが展開する、空の利用権を貸し借りするサービス「sora:share」は、土地所有者とドローンユーザーをつなぐシェアリングエコノミーです。 《添付資料》 ・新型コロナウイルスの集団発生防止ガイド(PDF:200KB) ・株式会社トルビズオンのプレスリリース資料(PDF:671KB)