日本郵船/当社運航の鉱石船が気象庁から表彰 物流全般 2023.06.17 当社運航の鉱石船が気象庁から表彰 2020年06月08日 ~気象観測通報への貢献が評価され、当社運航船で3年連続の受賞~ 当社が運航する鉱石船「尾張丸」は多年にわたり海上気象の観測通報に協力したことで、気象業務の発展に寄与した功績が認められ、6月1日に気象庁から表彰されました。 国土交通大臣および気象庁長官は、海上気象または海洋観測・通報を励行している船舶に対して毎年表彰を行っています。当社運航船では、2018年と昨年にそれぞれ1隻が気象庁長官表彰を受賞しており、今年で3年連続の受賞となります。 今回表彰された「尾張丸」は、2007年に竣工し、年間約160万トンの鉄鉱石を主にオーストラリアから日本へ輸送している船舶です。 <本船概要>全長: 319.58メートル全幅: 54.00メートル計画満載喫水: 18.10メートル総トン数: 113,928トン載貨重量トン数: 229,013トン管理会社: 八馬汽船株式会社 当社はこの度の受賞を励みにより一層の安全運航に努めるとともに、引続き海洋上の気象情報提供に協力します。 尾張丸 盾と感謝状 ※ 当社グループは事業活動を通じてSDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献する活動を推進しており、海上気象の観測通報に協力することは以下の目標達成に寄与します。 <関連プレスリリース> 2019年6月4日発表 : 大型原油タンカーが気象庁長官から表彰 2018年6月18日発表 : 当社運航船が気象庁長官から表彰 <海上気象観測について> 地球表面の70%を占める海は、世界の気象現象に大きな影響を及ぼしますが、海洋での気象データは少なく、気象観測上の一種の盲点となっています。これを補うのが、航行中の船舶による気象観測データの収集です。これは国連の専門機関であるWMO(世界気象機関)が奨励し、同じく国連機関であるIMO(国際海事機関)のSOLAS条約(海上における人命の安全のための条約)にも規範として定められています。その背景には、各国の気象機関が外洋を航行する船舶のために気象情報を提供する代わりに、船舶は観測の難しい海洋上での気象情報収集に協力する、という考え方があります。そのための通報方式も国際的に統一されており、風向、気圧、気温、水温、うねりの高さ、雲の種類と高低などの観測結果はすべて数字のコードに翻訳され、WMOの国際気象通信網を通じて世界中に配信されます。これをもとに世界の気象機関が天気図などの気象データを作成し、それが再び、航行中の船舶にフィードバックされる仕組みです。コンピュータを始めとする先端装置を備えた船舶も、台風や濃霧のような運航に悪影響を及ぼすような気象情報の入手が不可欠です。同様にスーパーコンピュータを駆使した現代の気象予測技術も、広大な海洋上での気象データの収集なしには意味をなしません。こうした両者のWin-Winの関係により収集される気象データは、船舶の安全運航はもとより、私たちの生活にとっても、極めて大きな恩恵をもたらすといえます。
2020年06月08日 ~気象観測通報への貢献が評価され、当社運航船で3年連続の受賞~ 当社が運航する鉱石船「尾張丸」は多年にわたり海上気象の観測通報に協力したことで、気象業務の発展に寄与した功績が認められ、6月1日に気象庁から表彰されました。 国土交通大臣および気象庁長官は、海上気象または海洋観測・通報を励行している船舶に対して毎年表彰を行っています。当社運航船では、2018年と昨年にそれぞれ1隻が気象庁長官表彰を受賞しており、今年で3年連続の受賞となります。 今回表彰された「尾張丸」は、2007年に竣工し、年間約160万トンの鉄鉱石を主にオーストラリアから日本へ輸送している船舶です。 <本船概要>全長: 319.58メートル全幅: 54.00メートル計画満載喫水: 18.10メートル総トン数: 113,928トン載貨重量トン数: 229,013トン管理会社: 八馬汽船株式会社 当社はこの度の受賞を励みにより一層の安全運航に努めるとともに、引続き海洋上の気象情報提供に協力します。 尾張丸 盾と感謝状 ※ 当社グループは事業活動を通じてSDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献する活動を推進しており、海上気象の観測通報に協力することは以下の目標達成に寄与します。 <関連プレスリリース> 2019年6月4日発表 : 大型原油タンカーが気象庁長官から表彰 2018年6月18日発表 : 当社運航船が気象庁長官から表彰 <海上気象観測について> 地球表面の70%を占める海は、世界の気象現象に大きな影響を及ぼしますが、海洋での気象データは少なく、気象観測上の一種の盲点となっています。これを補うのが、航行中の船舶による気象観測データの収集です。これは国連の専門機関であるWMO(世界気象機関)が奨励し、同じく国連機関であるIMO(国際海事機関)のSOLAS条約(海上における人命の安全のための条約)にも規範として定められています。その背景には、各国の気象機関が外洋を航行する船舶のために気象情報を提供する代わりに、船舶は観測の難しい海洋上での気象情報収集に協力する、という考え方があります。そのための通報方式も国際的に統一されており、風向、気圧、気温、水温、うねりの高さ、雲の種類と高低などの観測結果はすべて数字のコードに翻訳され、WMOの国際気象通信網を通じて世界中に配信されます。これをもとに世界の気象機関が天気図などの気象データを作成し、それが再び、航行中の船舶にフィードバックされる仕組みです。コンピュータを始めとする先端装置を備えた船舶も、台風や濃霧のような運航に悪影響を及ぼすような気象情報の入手が不可欠です。同様にスーパーコンピュータを駆使した現代の気象予測技術も、広大な海洋上での気象データの収集なしには意味をなしません。こうした両者のWin-Winの関係により収集される気象データは、船舶の安全運航はもとより、私たちの生活にとっても、極めて大きな恩恵をもたらすといえます。