ヤマト運輸/やさいバスと連携し新しい農産品流通サービスを一部地域よりスタート 物流全般 2023.06.17 やさいバスとヤマト運輸が連携し、新しい農産品流通サービスを一部地域よりスタート ~地域経済の活性化を加速させるビジネスモデルの構築を目指します~ やさいバス株式会社 ヤマト運輸株式会社 2020年6月8日 やさいバス株式会社(静岡県牧之原市、代表取締役社長:加藤 百合子、以下「やさいバス」)とヤマト運輸株式会社(東京都中央区、代表取締役社長:栗栖 利蔵、以下「ヤマト運輸」)は、地域経済の活性化を加速させるビジネスモデルの構築を目的として、2020年6月8日から一部地域より、やさいバスのシステムとヤマト運輸の宅急便ネットワークの連携による新しい農産品流通サービスを開始いたします。 記 背景および目的 昨今、ECを通じて、あらゆる商品やサービスを消費者に直接販売することが可能になりましたが、農産品流通においては、出荷団体を介した販売が多くの割合を占めています。その要因には、生産者の高齢化などで、ECを活用した販路開拓の仕方がわからない、物流面でも小ロット多頻度の輸送手段や購入者の希望する輸送品質の確立が必要になるなどさまざまな課題がありました。 こうした課題解決に向けて、農産品の生産者と購入者を「つなぐ」システムを持つやさいバス(※別紙参照)と、日本全国に張り巡らされた宅急便ネットワークを持つヤマト運輸両社が経営資源を掛け合わせることで、ECを活用した販路開拓と、送り状の準備などの出荷業務効率化を支援する、新しい農産品流通サービスを提供します。両社はこうした地域産品の販路拡大支援を通して、地域経済の活性化を加速させるビジネスモデルの構築を目指します。 サービス概要 (1)購入者は、事前にやさいバスのサイトから会員登録をします。 (2)購入者から注文を受けた生産者は、やさいバスのサイトに出荷場として登録された宅急便センターに農産品を持ち込みます。 (3)商品は、ヤマト運輸が宅急便ネットワークで輸送します。 (4)購入者は、受取拠点として指定したネコサポステーションで最短翌日に農産品を受け取ることできます。 今回、新しい農産品流通サービスの第一弾として、地域の課題解決に取り組んでいるヤマト運輸のネコサポステーション3店舗(東京都多摩市)を受取店舗として利用が可能です。付近の生活者や小売店、飲食店は、当サービスを通じてさまざまな地域で収穫されたこだわりの農産品を購入することができます。 ■受取可能店舗情報 野菜を注文した生活者は、購入した品物を以下の店舗で受け取ることが可能です。 ネコサポステーション 永山店 東京都多摩市永山4-2-3-105 貝取店 東京都多摩市貝取4-2-1-10 グリナード永山店 東京都多摩市永山1-4グリナード永山3F ※ご要望に応じて登録や購入の手続きを、ネコサポステーションスタッフがサポートいたします。参画している生産者、取り扱っている農産品については、やさいバスのサイトより確認することができます。(https://vegibus.com/) ■生産者情報 静岡県、長野県、神奈川県、東京都、茨城県における生産者(6月8日サービス開始時点※) ※中部地域、関東地域を中心に順次拡大していきます。 ご利用のメリット (1)生産者のメリット やさいバスサイトに出品することでECを活用した遠隔地への販路開拓が進められます。 消費者への直売だけでなく小売店や飲食店などへの直卸しが可能になり、出荷団体を介した販売より、利益率の増加が見込めます。 消費者に直接販売することで、こだわりの農作物を新鮮なまま消費者にお届けすることが可能です。 両社のシステムを連携により、出荷指示や送り状の準備など出荷業務の効率化が可能になります。 (2)購入者のメリット 生産者の顔が見える高品質な農産品を、さまざまな地域からスマホなどで簡単に仕入・購入することができます。 今後について やさいバスのノウハウと、ヤマト運輸が地域で培った顧客接点を活かして、地方でこだわりの農産物を栽培している生産者と、高品質で安心安全な野菜や果物を購入したいと考える販売店や消費者を、直接「つなぐ」ことで地域活性化に貢献するとともに、より多くの方がご利用いただけるよう、受取拠点として宅急便センターを展開するなど、取扱エリアの拡大を目指します。 以上 ◆本リリースに関するお問い合わせ先◆ やさいバス株式会社 広報担当 info@vegibus.co.jp ヤマト運輸株式会社 広報戦略部 03-3541-3411 【別紙】 ■やさいバスについて やさいバスは「持続可能な社会を次世代へ」を経営理念に、静岡県や長野県を中心に、同社のシステムを使い、「バス停」と呼ばれる農産品の出荷・受取の集配所を設定して自社のトラックで配送することで、地域の生産者と購入者を「つなぐ」野菜の流通サービスを展開しています。 受賞履歴2019年11月 一般社団法人ACC主催 2019 59th TOKYO CREATIVE AWARDS総務大臣賞 クリエイティブイノベーション部門 <やさいバス 会社概要> 会社名:やさいバス株式会社 所在地 :〒421-0407 静岡県牧之原市布引原1076-2 代表取締役社長 :加藤 百合子 事業内容 :輸送手配、青果卸 設立 :2017年3月 ウェブサイト :https://vegibus.com/ ※「やさいバス」のシステムやさいバスは、静岡県や長野県を中心に、農産品の生産者と消費者をつなぐ地域のネットワークと農産品の注文・出荷システムを提供しており、農産品の出荷・受取拠点を「バス停」と称し、この拠点間の農産品共同配送を行っています。 ■ネコサポについて 「ネコサポ」は、「暮らしのために、できること、いろいろ」をコンセプトに、ヤマトグループの経営資源を活用し、地域住民のより快適な暮らしをサポートするサービスです。 団地内や近隣の商業施設内に設置したコミュニティ拠点「ネコサポステーション」において地域情報の発信や交流イベントを行い、地域コミュニティの活性化を図るとともに、自治体、地域事業者と協力して地域住民の生活をサポートする家事・買い物代行などの生活関連サービスを提供しています。 デリバリーだけでなくイエナカサービスとコミュニティも合わせて地域にご提供し、それらを地域のオープンプラットフォームとして多種多様なパートナーと新しい付加価値を共創することを目指しています。 「ネコサポ」ウェブサイト https://nekosapo.kuronekoyamato.co.jp/ <ヤマト運輸 会社概要> 会社名:ヤマト運輸株式会社 所在地 :〒104-8125 東京都中央区銀座2-16-10 代表取締役社長 :栗栖 利蔵 事業内容 :「宅急便」など各種輸送に関わる事業 設立 :2005年3月31日 ウェブサイト :http://www.kuronekoyamato.co.jp/ やさいバスとヤマト運輸が連携し、新しい農産品流通サービスを一部地域よりスタート~地域経済の活性化を加速させるビジネスモデルの構築を目指します~(PDF:454KB)