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日新/経常利益は前年比37・5%減(2020年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

2020年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
単位・百万円  

       売上高     営業利益   経常利益   当期純利益

2020年3月期 197,387 △9.5  3,528 △38.1  4,114 △37.5  2,705 △38.9

2019年3月期 218,040 0.5   5,698 △10.8  6,584 △4.1   4,426 △15.1

(注) 包括利益 2020年3月期 △163百万円( -%) 2019年3月期 2,226百万円( △68.0%)

(略)

(1)当期の経営成績の概況

①当期の経営成績

当連結会計年度の世界経済は先行き不透明感による経済減速傾向が持続し、わが国においても2019年10月~12 月期の実質GDP成長率がマイナスに転じました。更に2020年に入ると新型コロナウイルス(以下「新型ウイル ス」)の世界的蔓延が世界経済とわが国経済に一層の後退をもたらしました。 このような状況下、当社グループは3年目に入った第6次中期経営計画を力強く推進し、国内外で新倉庫開設、 台湾に新会社設立などの投資を行いました。また、国内での業務効率化、海外での組織再編など収益力向上に取 り組み、確実な効果を上げました。これらの施策推進に伴いグループ収益は第1四半期を底に、第2四半期、第 3四半期と着実に回復しました。しかしながら2月に入り新型ウイルスの影響により貨物量、旅客数が減少し始 め、収益回復が遅れました。 セグメント別では、物流事業は自動車関連貨物が減少しました。旅行事業は第4四半期からの渡航自粛の動き が収益を押し下げました。不動産事業は堅調を維持しました。 これらの結果、当連結会計年度における売上高は前連結会計年度に比べ9.5%減の197,387百万円、営業利益は 前連結会計年度に比べ38.1%減の3,528百万円、経常利益は前連結会計年度に比べ37.5%減の4,114百万円となり、 親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度に比べ38.9%減の2,705百万円となりました。

②セグメントの業績

イ.物流事業

日本では化学品・危険品を含む倉庫事業が堅調に推移しました。海上貨物は輸出貨物量が前年を下回ったもの の、白物家電などの輸入が好調でした。航空貨物は輸出入物量が減少しました。 海外では、アジア、米州、欧州はいずれも自動車関連貨物の荷動きが弱く、アジア各国では域内貨物輸送と保 管業務、米州では航空貨物と倉庫業務、欧州では英国の国内配送業務がそれぞれ軟調に推移しました。中国は香 港発電子部品航空貨物が米中貿易摩擦の継続、香港デモなどの影響もあり減少しました。 この結果、売上高は前連結会計年度に比べ7.2%減の143,543百万円、セグメント利益(営業利益)は前連結会 計年度に比べ41.1%減の2,501百万円となりました。

ロ.旅行事業

主力の業務渡航ビジネスは顧客の経費節減志向の継続に加え、新型ウイルスの影響もあり、取扱人数が減少し ました。 この結果、売上高は前連結会計年度に比べ15.4%減の52,603百万円、セグメント利益(営業利益)は前連結会 計年度に比べ75.8%減の139百万円となりました。

ハ.不動産事業

京浜地区における商業施設などの不動産事業が年間を通じ堅調に推移しました。 この結果、売上高は前連結会計年度に比べ5.6%増の1,725百万円、セグメント利益(営業利益)は前連結会計 年度に比べ1.8%増の890百万円となりました。

(略)

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