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カンダホールディングス/経常利益は前年比11・6%増(2020年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

2020年3月期  決算短信〔日本基準〕(連結)
単位・百万円  

       営業収益  営業利益   経常利益  当期純利益

2020年3月期 43,736 0.4  1,744 11.3   1,725 11.6   1,063 34.6

2019年3月期 43,583 6.5  1,566 △14.5  1,546 △14.7  790 △25.9

(注)包括利益 2020年3月期 1,053百万円 (34.3%) 2019年3月期 784百万円 (△33.3%)

(略)

(1)当期の経営成績の概況

当連結会計年度(2019年4月1日~2020年3月31日、以下「当期」という。)におけるわが国経済は、米中貿易摩 擦を中心とした貿易に関する保護主義の影響が顕在化したことによる世界経済の減速等の影響を受け、輸出や製造業 が弱含むなか、相次ぐ台風・豪雨などの自然災害や、消費税増税後の個人消費の冷え込み等により、下半期を中心に 低迷いたしました。さらには新型コロナウイルスの感染拡大により、第4四半期は世界・日本経済双方が大きく影響 を受けることとなりました。 このような経済環境の中、物流業界におきましては、貨物輸送量が減少傾向にあり、さらにドライバーを中心とし た労働力の慢性的な不足のなか、「働き方改革関連法」の施行により有給休暇5日取得の義務化、残業時間の上限規 制の適用に加え、労働力の不足感が一段と強まり厳しい状況で推移しております。 当社グループでは、当期が中期経営計画の初年度であり、掲げたグループ経営方針「業績改善と収益向上」「人材 確保・育成」「アライアンス構築」「グループ内整備・強化」「先端技術導入」に取り組むと共に、当期の経営方針 である「独立自尊の経営」をグループ各社に浸透させるべく活動し、特に適正料金の収受による利益の確保、利益率 の向上と「収益構造の改善」を行ってまいりました。 以上の結果、当連結会計年度の売上高は、43,736百万円(前年同期比0.4%増)となり、営業利益は1,744百万円 (前年同期比11.3%増)、経常利益は1,725百万円(前年同期比11.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は 1,063百万円(前年同期比34.6%増)となりました。 セグメント別の業績は次のとおりであります。

①貨物自動車運送事業

貨物自動車運送事業につきましては、前期・当期に行ってまいりました「業績改善運動」「収益構造の改善」が順 次業績に寄与したこと、また前期に計上した加須豊野台物流センターの新規立ち上げ費用及び近隣拠点再編に伴う費 用が無くなったこと、前期に減損損失を計上したことによるのれん等償却額の減少により、貨物自動車運送事業収入 は33,267百万円(前年同期比3.6%増)となり、セグメント利益は1,922百万円(前年同期比16.2%増)となりまし た。

②国際物流事業

国際物流事業につきましては、米中貿易摩擦等により世界的に設備投資・生産活動が停滞したなか、新型コロナウ イルスの感染拡大による経済活動の縮小で貨物量が大きく減少したこと等が影響し、国際物流事業収入は9,516百万 円(前年同期比10.5%減)となり、セグメント利益は167百万円(前年同期比33.6%減)となりました。

③不動産賃貸事業

不動産賃貸事業につきましては、不動産賃貸事業収入は876百万円(前年同期比4.6%増)となり、セグメント利益 は534百万円(前年同期比3.0%増)となりました。

④その他事業

リース業、コンピュータソフト開発業、保険代理店業、部品販売業、太陽光発電業、清掃業を中心としたその他事 業収入は167百万円(前年同期比4.1%減)となり、セグメント利益は85百万円(前年同期比3.1%減)となりまし た。

(略)

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